子育てのコツ

今回の「ワイングラスのむこう側」は、一風変わった「子育てのコツ」について。子どもの教育は、なにもお金のかかることばかりではありません。子どもが大人になった時、「あれをやってもらえて良かった」と思える、林伸次さん流の子育ての仕方をご紹介します。

心の契のような親からの言葉

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

以前、某美人編集者が「私、不倫だけはしないんです」と宣言するので、「どうしてですか?」と質問したところ、「お母さんが『不倫だけはしちゃだめ』って言ってたのが心に大きくあるんです」とのことでした。

なるほど。そういう「心の楔のような親からの言葉」ってありますよね。僕が今までに聞いた親の教えのバリエーション中で「効果ありそうだな」と思ったのは、「自殺だけはするな」というものです。

「ああ、もう死んでしまいたいなあ」なんて思うこと、だれでも人生で一度や二度あるんじゃないでしょうか。そんな時、「母さんが自殺だけはダメだって言ってたな……」なんてて思いとどまることも多いと思います。

あるいは、よく聞く話で「人に金は貸すな。どうしても困ってたら貸すんじゃなくあげたつもりになれ」というのもありますよね。親にお金のトラブルにあったか、お金のトラブルで親しい友人をなくす人を見たんでしょうね。これまた「自殺禁止」同様に効果が見込めそうです。

一度、ある男性から「女を泣かす男だけは最低だって、うちの母親がよく言ってたんだよね」というのも聞いたことがあります。

うーん、お母さん、男に泣かされたのでしょうか。でも、自分の息子にそう言い続けると、確実に息子は「女性を泣かせちゃいけない」って思いながら恋愛や結婚生活を全うしますよね。なかなか素敵な「楔」です。

それで先日、ご夫婦で来店されたお客さまと「子育て」の話になりました。まだお子さんが小さいということで、「お子さんに『これだけは』って言い続けるの、効果的かもですよ」なんて話で盛り上がりました。

味覚を鋭敏にする子どもの育て方
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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

hori_kawa ぜいたくではなく、人への心遣いなのかなと。 4年弱前 replyretweetfavorite

restart20141201 食事するたび「評論」されたら、 同行した人間はどう思いますかね? 味覚に鋭敏なことと、 美味しい食事の場を乱すKYさは、 しっかり分けないと。 4年弱前 replyretweetfavorite

yasuilu これは本当に同意。調味料への投資は得るものが大きい。でも、そこに目が行くと大半のものがトンデモないことに気付く。ある意味パンドラの箱。 味覚を鋭敏にする子どもの育て方 http://t.co/dBnBM2OZQf 4年弱前 replyretweetfavorite

513MHz これはいい話を聞いた。 4年弱前 replyretweetfavorite