欽ちゃんが考える、「人はなぜ生きるのか?」

“人はなぜ生きるのか?” 誰でも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。萩本欽一さんは、「人が生きる」のではなく「人は誰かに生かされている」ということに気付くべきなのだと考えます。その意味とは? また、“なぜ生きるか?” を知る大きなきっかけとなる「結婚」について語ります。4月7日発売の新刊『ばんざい、またね。』より、その内容をcakesでも公開していきます。


撮影:興村憲彦

生かされている、という感覚を持つ

 人はなぜ生きるのか? ずいぶん難しいことを訊きますね。

 自分が眠たくて寝たにもかかわらず、ある時間がくると、ひとりでに目が覚めるでしょ。「先も見えないし、生きていくのにちょっと自信がないので、できればしばらく冬眠していたいんです」ってお願いしても、そうはならない。ある時間が来ると、必ず、ひとりでに目が覚める。

 あれ、目が覚めてるんじゃないんですよ。何かに叩き起こされているの。なんのために叩き起こされているかというと、何かが「生きろ!」って言ってるの。毎朝、何かが「生きろ!」って、ぼくらを叩き起こしてるんですよ。

 起きると、それぞれにいろんなことが待っている。始業時間だったり、出社時間だったり、勉強だったり、仕事だったり、家事だったり、子育てだったり、ボランティアだったり、地域活動だったり。やらなきゃいけないことを必死で終わらせていたら、「なんのために生きるのか?」なんて、考える時間は多分ないよ。

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ばんざい、またね。

萩本欽一

2014年、73歳で大きな舞台を引退した萩本欽一氏。お茶の間の欽ちゃんが今だからこそ明かす、引退、敬愛する舞台、生と死、そして大学入学という新しい挑戦についてが、一冊の本になりました。ユーモラスでありながら含蓄ある国民的コメディアンに...もっと読む

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コメント

mynameisa2c 「この人のために頑張って生きていたい」って思える人を選ばなきゃ。→ 4年以上前 replyretweetfavorite

kashiori1 |ばんざい、またね。|萩本欽一|cakes(ケイクス) 自分の為の人生だけど、誰の為に生きたいのかもよく考えないといけないのね。 https://t.co/9K1dm3MaRo 4年以上前 replyretweetfavorite

abgk 「この人のために生きたい」と思えるか 4年以上前 replyretweetfavorite

wajunkan  すてきな文章です。学校生活を通して他者と向き合うことで、生き方が変わっていった生徒たちの姿を思い浮かべました。 4年以上前 replyretweetfavorite