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日本人女性がシンガポール就職を掴みとるまで〜英語 vs 私の4年間〜

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今回ご紹介するのは、
「Yuka Masuda」さんのコラム「英語 vs 私の4年間。」。

英語は受験の時に勉強したくらいで、読み書きはある程度わかるけど話すのはからっきし、という声をよく聞きます。Masudaさんもその中の一人で、4年前は、英語で話しかけられても日本語で返してしまうくらい英語が喋れなかったといいます。

現在はシンガポールで働くMasudaさん。英語を学ぼうと決意した経緯、留学先での苦悩や仕事を得るまでの話など、英語とともに歩んだ貴重な4年間が綴られます。

以下、noteより転載です。


最近ついに親友の真里が本気で英語の勉強を始めた。よく苦しんでいて、泣き言がLINEで送られてくるのだけど、4年前の私みたいだなぁと思う。励ますために話せなかった頃からこれまでの道のりを振り返ってみたら、色々思い出してどうしようもなくなったので、全部書き出すことにした。英語の勉強法などではなく、私の英語との闘いの記録である。

21歳

4年前、私は当時働いていた職場でインターンしていたOくんと夜のカフェでご飯を食べながらだらだらしていた。「2〜3年後は何をしようかなぁ」と将来の話をしていた時、彼はものすごくさっぱりした感じで、「留学すれば?」と言った。その一言が妙にピンときて、私はそうだ留学しようと決めたのだった。たぶん彼はあの時のことを一切覚えていないだろうけど、それが私の人生を思いっきり変えていった。

不思議なことに、それまでそれはもうびっくりするくらい海外に興味がなかった。海外旅行に行くお金があるならそのお金で本を買いたいと思っていたし、日本語が大好きでずっと日本に生きて日本語を話して読んで書いて生きていくんだと本気で思っていた。高校生の時、親に何度もお金を出してあげるから短期留学しておいでと言われても、一切興味が湧かなくて断り続けてきた。友達とカラオケに行ってサイゼでだらだらすることの方が当時の私にはよっぽど価値があったのである。

22歳

その後に仕事を逃げ出して辞め、行き場のなくなった私は大学を卒業したらすぐに留学することにした。留学するなら英語を勉強しなくちゃと思って、勉強法を調べ参考書を買い漁った。それまで毎日寝てばっかりで外に出るとびくびくして落ち着かなかったあの頃、没頭出来る何かがあるのは有難かった。受験生に戻ったみたいに、夢中になって勉強した。

当時の私がどれだけ英語が出来なかったというと、ギャラリーで受付をしていた時に外国人のお客さんに今何時?と聞かれて、「今何時って聞きました?」と日本語で返し、結局iPhoneで時間を示したり、アーティストが私に気を遣ってせっかく話しかけてくれたのに、名前を聞かれても答えられずに「ゆかですって言ってください!」と先輩に日本語でお願いするくらい出来なかった。

勉強し始めて1ヶ月くらい経った頃、私は初めてTOEFLを受けてみることにした。TOEFL対策の参考書も買って勉強して、張り切って受けたテストは散々だった。周りの人たちはコンピュータに向かって何かしら話しているのに、私は何も話せなかった。 無言でいるのが辛くて恥ずかしくて、なんとか口を開けて単語を並べて、でもただそれだけだった。その日、私は本当に英語を話せるようになるんだろうかと半泣きになりながら家に帰った。点数は確か40点を超えたくらいだったと思う。

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