第5回 激化する戦い、イングレス世界の2013年

元SE・コンシューマーゲームプランナーの作家・土屋つかさ氏が、日本でほとんど紹介されていないイングレスの壮大なバックストーリーについて解説する連載。今回は2013年8月以降に行われたXMアノマリー「オペレーション・カサンドラ」と「13マグナス」を紹介します。アノマリーの開催規模が更に拡大し、戦いの舞台が世界全体に広がっていく様をお楽しみ下さい。

■オペレーション・カサンドラ(2013年8月11日~8月24日)

 2013年夏頃から(バックストーリー上の)エンライテンド(≒シェイパー)陣営は組織的な活動を開始し、主要な政府機関、金融機関の支配権を掌握しようとします。NIAはこの活動を、ギリシャ神話に登場するイリオスの王女の名を冠して「カサンドラ作戦」と呼称し、その阻止に乗り出しました。

 オペレーション・カサンドラはシドニーでの第1戦を皮切りに、13日に渡り、全10戦、世界13都市で開催された大規模のXMアノマリーイベントでした。8月15日には東京も舞台になっています。

8月11日 オーストラリア シドニー(ENL勝利)

8月13日 イタリア ミラン(ENL勝利)

8月15日 日本 東京(RES勝利)

8月17日 ドイツ デュッセルドルフ(ENL勝利)

8月17日 米国 マサチューセッツ州ボストン/ワシントンDC(トータルRES勝利)

 期間中に投稿されたイングレス・リポートでは、映像がハックされてたびたびグリフ文字が出現するようになりました。デボラ・ボクダノヴィッチはリポーターのスザンナ・モイヤーを介してシェイパー擁護派であるハンク・ジョンソンとの会見を行い、グリフはシェイパーが文明を滅ぼす為の制御言語であると主張します。ハンクはそれを肯定しませんが、シェイパーが認めない文明は滅びるだろうという推測を口にしています。

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SFとしてのイングレス その隠された物語

土屋つかさ

携帯端末の位置情報を使い、現実世界で大規模な「陣取り」を楽しめることで話題を集めるオンラインゲーム「イングレス(Ingress)」。このゲームの背後に壮大なSF設定が隠されていることはご存知でしょうか? 日本ではほとんど紹介されていな...もっと読む

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shiozaway 〈SFマガジンcakes版〉本日の記事を公開中です。土屋つかさ「SFとしてのイングレス  約5年前 replyretweetfavorite

Hayakawashobo 本日更新分です/あまりにSFなリアル×ネットゲーム「イングレス」、そのバックストーリーをご紹介! 約5年前 replyretweetfavorite