そのまま残せないものだからこそ、大切にしたい—和田彩花インタビューvol.2

スマイレージから改名し、アンジュルムとして再スタートした和田彩花さん。絵画好きの和田さんは『乙女の絵画案内』で、メンバーを例にあげて「うまさ」について言及していました。彼女の考える「うまさ」とはどういうことなのでしょうか? また、和田さんのアイドルに対する考えについてもお聞きしました。

名画に学んだ「うまさ」のこと

— 『乙女の絵画案内』では、ドミニク・アングル『泉』を扱った章で、アングルの技術の高さに触れる一方、当時のスマイレージ(現在のアンジュルム)のメンバーを例にとって、「うまい」というのはそう簡単なことではないと書かれています。「うまさ」を考える上で、大事なポイントは何でしょうか?

和田彩花(以下、和田) センスかな、って最近思うんです。レッスンで先生がダンスをやって見せてくれるのですが、それを見て全部自分のものにしていくと、その先にその人らしさが出てきます。

— 先生がやってみせるのをそのまま写すだけではなく、ですね。

和田 先生がやっている通りにできれば、それも「うまい」ということだと思います。技術がないとできないことなので。でもそこから先、そのまんまやるのではなく、振付や歌を自分なりのものにしていく「うまさ」もあると思うし。それがセンスなのかなと。

— 先生のやっている通りに正しくできてはいないけれどセンスだけは感じる、というようなこともあるのでしょうか?

和田 いえ、先生がやっているのをできた上で、ですね、きっと。ハロー!プロジェクトの先輩を見ていても、先生のやる通りにできた上で自分のものにしていくんです。だから基礎を変えてはいけないけれど、変えられる部分を変えていく。ちょっとした角度やニュアンスですね。

— 和田さんが自分なりに変えてみたりアレンジしたりしたところが褒められることはありますか?

和田 あんまり褒められることないんですよ(笑)。でも、みんなからよく言われるのは、「髪さばきがうまい」っていうことですね。

— 髪ですか?

和田 髪の毛が長いので、踊っている時に顔に髪がかかってくるんですよね。でも慣れてくると、うまく顔にかからないように踊ることができるんです(笑)。それがうまいって言われます。


ドミニク・アングル「泉」(1856年)

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アンジュルムという「作品」のために

和田彩花

スマイレージから改名し、新体制で動き出したアンジュルムのリーダーとして活躍する和田彩花さん。アイドルとしての彼女が際立つなか、絵画好きな一面もあり、『乙女の絵画案内 「かわいい」を見つけると名画がもっとわかる 』(PHP新書)を執筆し...もっと読む

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t_katsuki 和田彩花さんインタビュー、過去回まだ読んでなかった方もこのタイミングでぜひ。 第1回→ https://t.co/sPWrI0wZvr 第2回→ https://t.co/aH9Yz32QUV 5年以上前 replyretweetfavorite

Open_gamochi ダンスの考え方と「プラチナ期」への想い、そして今。ダンスのセンス話、興味深い。後輩とは「一緒に覚えていく」そんな感覚素敵! #angerme 【cakes】 5年以上前 replyretweetfavorite

uzee66 https://t.co/IwS1s4PCKh 5年以上前 replyretweetfavorite

sm1leage あやちょ(^_^) 5年以上前 replyretweetfavorite