結婚できなかった私の話

フランスで国際同性婚を果たし、結婚生活を謳歌している牧村朝子さん。この連載でも奥様とのラブラブっぷりがときどき垣間見えていましたが、今回はあらためて「結婚したときの話」を語ります。雨月メッツェンバウム次郎さんの記事「結婚できない私の話」に対しての返歌とも言える本記事、雨月さんの記事とあわせてお楽しみください。

※牧村さんに聞いてみたいことやこの連載に対する感想がある方は、応募フォームを通じてお送りください! HN・匿名でもかまいません。

日曜日。

ふらふら~っとcakesを開いたら、雨月メッツェンバウム次郎さんの記事「結婚できない私の話」が1位になっていました。

ほうほう、と記事を開くと、「結婚したらどうなるか」というご本人の想像が書いてある。
以下、引用します。

毎日家でご飯を食べなきゃならない。ということは仕事を8時くらいには終わらせなきゃならない。子供を作って、子育てだ。お金も稼がなきゃならない。(中略)

そしていつかモノを書く仕事もしたい。でも、平日夜と土日は家族、日中は外科医の仕事をしていたら、そんな時間が取れるわけがない……。(中略)

こんなことを考えていたら、「結婚」という二文字は「ブレーキ」にしか見えなくなっていったんです。

すごい。

何がすごいって、

何をおっしゃっているのか、私には全く分からない!!!!

もしも雨月メッツェンバウム次郎さんのことを私が愛していて、彼に結婚を持ちかけたところこんな答えが返ってきたとしたら、私は間違いなく叫びます。

「どうしてなの次郎!? なぜ『稼がなきゃならない』という責任をあなただけが背負うの次郎!? ふたりでのおうちディナーは『したい』じゃなくて『しなければならない』ものだからだったの次郎!? 私は手間をかけてもらいたいわけでも金をかけてもらいたいわけでもない、ただあなたを愛しているだけなのだということが全然伝わっていなかったのね次郎!? うわあああん次郎ぅおおおおおお!!」

……って。あ、なんかここまで書いただけで涙ぐんできた。拭こう。すいません、失礼しました。

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ハッピーエンドに殺されない

牧村朝子

性のことは、人生のこと。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTsコミュニティ取材などを経て、愛と性のことについて書き続ける文筆家の牧村朝子さんが、cakes読者のみなさんからの投稿に答えます。2014年から、200件を超える...もっと読む

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コメント

Evachan666 「結婚しろ」を連発する者には「なら、相手を紹介して。家も用意して。相続とかも手伝って。子の面倒も分担ね。そんなに言うんだから、できるよね?」と返してみるとイイかも。 ▼ 3年弱前 replyretweetfavorite

keyakinokokoro おっさんだけどよくわかる話です。 「ひとりひとり」が大切なのです。 3年弱前 replyretweetfavorite

makimuuuuuu お盆時で結婚しろプレッシャーを浴びた人も少なくない時期だと思うので、改めて、「結婚=行政お便利パッケージ」と考えるにいたった話を載せときますね 3年弱前 replyretweetfavorite

MEMEsendai 関連してこの記事思い出した。 「ふたりでおうちでごはんを食べる」ということが「したい・できてうれしい」ことなのかそれとも「しなければならない」ことなのか、という価値観の違い。 https://t.co/MB2Np62FCT 3年以上前 replyretweetfavorite