新しい言語を学ぶコツ

フィリピン英語学校設立にあたって、効果的な語学の学習方法をまとめてみました。

 大人になってからの外国語習得、それはなかなか難しいものです。僕自身、英語の獲得にずいぶん時間がかかりましたし、英語以外にトライしたスペイン語なども、とてもじゃないけれど流暢からは程遠いものです。

 今日は新しい外国語を学ぶにあたって、努力のポイントがどのあたりにあるのか考えてみました。

言語習得に必要な努力のポイント
 どんな言語を習得するにせよ、本当にモノにしたかったら、それ相応の努力は欠かせません。聞いてるだけで覚えるとか、そういうことはないのです。ではどのようなポイントに対して努力すればよいのでしょうか?

 一つのポイントは、「暗記」です。とにかく、単語やフレーズをたくさん暗記する必要があります。当たり前の話ですが、単語を覚えなければ、書くことも読むことも、話すことも聞くこともできません。会話の7〜8割を理解するには、最低2000語ぐらいの単語が必要と言われています。4歳児の語彙は2000語程度と言われていますから、2000語知っていれば、簡単な日常会話はどうにかなるというわけです。1日10語覚えれば200日で覚えられる数ですから、1年もあれば達することのできるレベルです。なお、語学学習の半分は暗記といっても過言ではありません。暗記抜きの語学習得は、全く有り得ないのです。

 2つ目のポイントは、新しい言語に浸りきる、ということです。幼児などもそうですが、話せるようになる前に、まず言われていることがかなり理解できるようになります。僕も最初アメリカに移り住んだ頃、言われていことは大体わかるのに、言いたいことが言えなかったり、どうにも会話に入れなかったりしたものです。

 また、まずは読めるようにならなければ、書けるようにはなりません。たくさん聴く、たくさん読む。そうやってわからないなりに新しい言語に浸りきることで、暗記した単語やフレーズが頭の中でつながり、意味をなしてきます。考えてみたら幼児だって、たくさんテレビを見たり、絵本の読み聞かせなどをしてもらって、頭の中に意味のあるリンクを作っていくのです。

 大人になってからの学習だって、基本的なメカニズムは変わりません。幼児と少し違うのは、まず最初に単語を自発的に暗記するところだけです。多くの語学学習者に足りないのは、この「浸る」量と時間です。和訳せず、そのままの学びたい言語にしっかりと浸かること、これ重要です。和訳している時間があったら、1冊でも多くの本を読み、テレビや映画などといった手段を使って、たくさんの生の会話に触れてみることです。かつては英語放送といえばFEN しかありませんでしたが、いまではYoutube などもありますから、利用しない手はありません。とにかく浸りまくってみてください。

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松井博

中高大と10年も勉強するのになぜかいっこうに使えるようにならない日本人の英語。どうやって勉強すればいいの? アメリカでの子育て、保育園経営、アップル本社勤務、33歳からの妻の英語習得を通じて得た英語獲得をノウハウを惜しみなく公開します!

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コメント

sheephuman うーん、重い代償だよなぁ。別に今すぐ必要な訳でもなし。 3年弱前 replyretweetfavorite

K_K1979 単語を覚えたら、間違えながらでもいいから使ってみる、思い出す過程で覚える、というところに共感しました。→ 約4年前 replyretweetfavorite

mizbass70 『結局のところ「覚える」「浸る」「使う」の3つしかやることがない。』うん。 約4年前 replyretweetfavorite

100nasu 『なお、語学学習の半分は暗記といっても過言ではありません。暗記抜きの語学習得は、全く有り得ないのです。』 ⇒◆ 約4年前 replyretweetfavorite