相手を味方につけるプレゼンをするためには

プレゼンとはズバリ、「相手を味方にすること」です。その為には、どのような工夫をしたらよいのでしょうか? 中高生とその親のために書き下ろした藤原さんの新刊、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(朝日新聞出版)の内容の一部をcakesで公開していきます。

自分という商品をプレゼンする① 基礎編

それでは、実際にプレゼンテーションの練習をやってみたいと思います。

特別に準備するものはなにもありません。なんの下調べもなく、手ぶらでチャレンジしてもらってけっこう。なぜなら、今回プレゼンしてもらうのは「自分という商品」だからです。

本題に入る前に、どうして「自分という商品」なのか、なぜ「商品」と呼ぶのかについて、簡単に説明しておきますね。大人たちがビジネスの現場でプレゼンするとき、プレゼンする対象は大きくふたつに分かれます。

ひとつは、アイデア。

いちばんわかりやすいのは企画会議かな。「こんな新商品をつくりましょう」とか「こういうテレビコマーシャルを流しましょう」とか、出版社だったら「こんな本をつくりましょう」とかね。自分のアイデアがどれだけすばらしいか、どんなに斬新か、あるいはどれだけ手堅くてリスクが低いのか、たっぷりと説明していきます。

もうひとつは、モノ。

こちらの代表的な例は、新商品の発表会だろう。自動車メーカーがあたらしいクルマをつくったとき、家電メーカーがあたらしいテレビをつくったとき、ゲーム会社があたらしいゲームをつくったときなんかに、マスコミ関係者を集めて発表会を開催するんだ。そして、この商品がどんなにすばらしいのか、これまでの商品となにが違ってどんな人の役に立つのか、開発秘話から販売スケジュールまで、こちらも臨場感たっぷりに説明する。

そして今回、きみたちがプレゼンするのは後者。自分という人間を、まるで新商品のように考えてほしいんだ。

さあ、イメージしてね。

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たった一度の人生を変える勉強をしよう

藤原和博

暗記中心の「勉強」は、もはや役に立たない。では、かわりに何を学べばいいのか? 世の中の様々な問題を学習する「よのなか科」の生みの親である藤原和博さんが、中高生とその親のために書き下ろした新刊、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(...もっと読む

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