就職が決まらないのは誰のせいでもない、君のせいだ。

幻冬舎を設立した見城徹さんは、他人に起業をすすめた事は一度もないのだとおっしゃいます。一体、どうしてでしょう。また、755でも数多くの質問が寄せられた、就職が決まらなくて悩んでいる人たちへ、見城さんが檄を飛ばします。
発売初週で早くも3刷! 好評発売中の幻冬舎代表取締役社長・見城さんの著書『たった一人の熱狂―仕事と人生に効く51の言葉―』の内容の一部を、cakesで特別公開いたします。

現実と格闘しろ

 755では、若い人から起業についてやたらと多くの質問が寄せられる。僕は角川書店を辞めて幻冬舎というオリジナルブランドを創業したわけだが、他人に「起業をすべきだ」と勧めたことは一度もない。むしろ昨今の安易な起業文化には反対する者だ

 ソフトバンクの孫正義、楽天の三木谷浩史、エイベックスの松浦勝人、GMOインターネットの熊谷正寿、堀江貴文、サイバーエージェントの藤田晋、GREEの田中良和、ネクシィーズの近藤太香巳、サマンサタバサの寺田和正、牛角創業者の西山知義—。

 起業したおかげで大成功し、巨万の富を得た「セレブ」と呼ばれる人たちは大勢いる。

 彼らの活躍がテレビや雑誌で大きくクローズアップされるため、起業家は成功者だらけだと錯覚する人もいるかもしれない。

 だが、実際には起業家の世界は死屍累々だ。皆が成功しているように見えながら、実際には10万人のうち1人の割合しか脚光を浴びることはない。10万人のうち、9万9999人は討ち死にしている。敗者は目に見えず、歴史には残らないのだ。

 とりわけ、今名前を挙げたような起業家は10万人に1人どころか、100万人に1人の成功者である。メディアで風雲児としてもてはやされている人は、奇跡のように生まれた100万人のうちの1人なのだ。

 失敗した人は表舞台から消え、サイレント・マジョリティ(静かなる多数)と化す。今僕たちが注目している起業家とは、せいぜい0・0001%のノイジー・マイノリティ(一握りの成功者)でしかない。起業とはそれほどリスクが高いのだ。

 圧倒的努力と破産してもいいという覚悟がなければ起業などすべきではない

 755では「就職が決まらなくて困っています」と嘆く人もいる。こんなことを僕に質問する時点でおかしい。こういう質問を受けると、「今の人たちはずいぶん希薄に生きているのだな」と悲しくなる。

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たった一人の熱狂—仕事と人生に効く51の言葉

見城徹

「仕事」とは何か、「人生」とは何か。「圧倒的努力」「圧倒的結果」とはどのレベルを指すのか。「金」は全てか、「愛」とは何か、「死」とどう向き合うか。 数々の伝説的ベストセラーを生み出してきた幻冬舎代表取締役社長・見城徹さん。...もっと読む

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コメント

metalgeargreat 起業でもリスクのあまり高くないビジネスをたくさんすればいいよ。 https://t.co/89Zzplom5R 約3年前 replyretweetfavorite

restart20141201 相変わらず、成功者のゴリゴリ人生訓は どれも同じでつまらん。 為にならぬ。 4年以上前 replyretweetfavorite

t_j_m_g_e 「『覚悟』とは、このためには死んでもいいと心に決めることである」見城徹 https://t.co/dGvlzjW45j 4年以上前 replyretweetfavorite

yoshiko39yamato 就職が決まらないのは誰のせいでもない、 君のせいだ。 #良子メモ https://t.co/sXIELzAuTU 4年以上前 replyretweetfavorite