小さなことにこそ真心込めろ

「仕事ができない人間の共通点」は、小さなことや片隅の人を大事にしないことだと断言する見城徹さん。圧倒的努力を必要としなくても、心がけ一つで人生は大きく変わるそう。見城さんが新人編集者だった頃、地味な雑用に加えて自ら実践していたという「秘密トレーニング」とは? 
発売初週で早くも3刷! 好評発売中の幻冬舎代表取締役社長・見城さんの著書『たった一人の熱狂―仕事と人生に効く51の言葉―』の内容の一部を、cakesで特別公開いたします。

小さなことにこそ真心込めろ

 仕事ができない人間には決まって共通点がある。小さなことや、片隅の人を大事にしないことだ。そんな人間に大きな仕事ができるわけがない。雑用をいい加減にやったり、人との約束を簡単に破ったり、名もない人を無下に扱うような人は、大きな結果や成功をつかむことは出来ない。

 自分一人だけが一匹狼として活動するのであれば、小さな約束を守り、小さな人を大切にしなくても仕事は回って行くかもしれない。

 だが、数多くの人と関わる仕事をするのであれば、他者への想像力は必須だ。一人一人と向き合い、小さなプロジェクトを一つずつきめ細かく成功させていくうちに、信頼が積み重なり大きな仕事につながっていく。

 以前あるホテルのロビーを歩いていた時に、若い起業家から突然声をかけられたことがある。「××の△△です。自分は○○の事業をやっていまして、株式上場の予定もあります」というような挨拶を早口でされた。相手が名刺を差し出して来たから、突然のことながらこちらも丁寧に名刺交換したものだ。

 その起業家とその時に一緒にいた部下からメールが届いたため、誠意を込めて返信を送った。当の起業家本人からはその後何の連絡もなく、なしのつぶてだ。ホテルの中を歩いている時に突然声をかけられ、立ち止まって名刺まで交換したのに、ずいぶん失礼な人がいるものだなと呆れた。

 いくらビジネスでそこそこ成功していたとしても、当たり前の挨拶や礼儀を大切にできない人が成功し続けられるはずがない。小事が大事、一事が万事である。同じ若い起業家の中でも、100万人に1人の爆発的な成功者はとても神経が細かい。小さなことを大切にし続けてきた結果、彼らは誰もがうらやむ大きな成功と富を手にしたのだ。

 僕は人との約束には絶対遅刻しないよう心がけている。特に大切なアポイントが入っている時には、約束の30分前に現地に到着することもある。約束の時間にしょっちゅう遅刻する人は、もはや遅刻が癖になっているのだろう。常日頃から自分に厳しく言い聞かせていれば、遅刻のような癖は簡単に直せる。

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たった一人の熱狂—仕事と人生に効く51の言葉

見城徹

「仕事」とは何か、「人生」とは何か。「圧倒的努力」「圧倒的結果」とはどのレベルを指すのか。「金」は全てか、「愛」とは何か、「死」とどう向き合うか。 数々の伝説的ベストセラーを生み出してきた幻冬舎代表取締役社長・見城徹さん。...もっと読む

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Wxwe8ecekrFN0fd https://t.co/94K0ltbjkg わかってる。それはわかってる。周りからこういうことを期待されてるのも、この話が正論なのもわかってる。ただ、それをストイックにやろうとすると、ADHDの私はたぶん壊れます。 これだけ… https://t.co/Uk37W564ls 6ヶ月前 replyretweetfavorite

koziseren “仕事ができない人間には決まって共通点がある。 1年以上前 replyretweetfavorite

HidekiKadoma https://t.co/vgb2rA1Nt1 1年以上前 replyretweetfavorite