第38回】名門小。慶應義塾は個性や能力、学習院は協調性を重視

伝統校やミッション校では独自教育が続く。そこで培われる文化資本は今後も、子供の成長に好影響を与えていけるだろうか。鈴木隆祐『名門小学校 最高の授業』『名門中学 最高の授業』著者が切り込む。

 お受験塾での、親に対しての説明でも、慶應派と学習院派で子供のキャラクターを二分していたのには少々驚いた。やはりそれぞれ最古の部類の私立小なので別格の存在という認識なのだろう。慶應はしつけより個性や運動能力が、学習院は常識や協調性が重視されるとし、それぞれの試験対策も披露された。が、これらは中高大と進んでも、両校の大きな差異点だ。

 ただし、両校はそのプライドの故か、取材に対してオープンでなく、筆者の場合も、学習院は放課後に校内見学が許され、科長や一部の教員のインタビューが取れた程度。もっとも、学習院は皇族の学校でもあり、それも致し方なしか。学習院の場合、学校菜園の収穫物を家庭科と理科の授業のコラボレーションに利用するなど、長い間培われていた学校のしきたりを授業に生かす姿勢がなかなか今日的に思えた。また、小学校にしては大規模な図書館が印象に残っている。

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