結婚したがらない理由を男性に調査してみた
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
先日、カウンターでこんな相談をされました。
「今、付き合って一年の彼がいるんです。今まで結構遊んできたんですけど、今の彼は一緒にいると安心できて穏やかで幸せな気持ちになれるんです。結婚するならこの彼だ!とも思ってます。でも彼はまだ結婚のことは考えてくれなくて、『男にとって結婚はメリットがなさすぎる』とまで言ってたんです。私はどうしても彼と結婚したいんです。でも子供も欲しいのでいつまでも待つのは少し辛いです。どうしたら結婚を具体的に意識してもらえるでしょうか。あと、男の人から見た、男の人にとっての結婚のメリットってなんでしょうか」
難しい質問ですよね。僕の場合は、好きになってデートして付き合ったら、その後は結婚って考えちゃうんですね。結婚のメリットとか条件とか考えずに、好きなんだから結婚って思っちゃうんです。でも、他の男たちもみんなそう考えてるか、というとそうではなさそうです。
そんなわけで、正直にそのことを伝えて、「これ、宿題にしてもらって良いですか?」と答えました。それをきっかけにすごくたくさんの既婚男性に「結婚の決め手は?」を聞いてみました。今回はその調査結果を書いていこうと思います。
まず僕のようなタイプが世の中には2割くらいいるということがわかりました。「好き→恋愛→結婚」と直線的に進むタイプです。僕も含めてみなさん女性的で、風俗に行けないタイプ。ロマンティックな恋愛感情がないとセックスができないタイプという意味です。いや、男性って女ならだれでもいいと思われるかもしれませんが、こういうタイプもいるんですよ、ここに。
面白いなという「決め手」をお二人から聞きました。お一人はこうです。「好きな女の子が自分の部屋に泊まりに来るじゃない。でも次の日、帰ってくれたらちょっとホッとするんだよね。でもね、今の奥さんはそう思わなかった。だから結婚して一緒に暮らしていけると思ったんだよね」
そしてもう一人は、ジャズのレコードのすごいコレクターなんですね。もうジャズのレコードが彼の人生の一部なんです。で、彼女が初めて部屋に来たとき、結構興味を持ってくれたみたいなんです。でもまあそうやって興味を持ってくれる女の子ってよくいるみたいで、その時は特になにも感じませんでした。でもある時、その彼女とデートしてたら、街中にレコード屋を見つけちゃったらしいんです。そういう人たちの習性として、新しいレコード屋を見つけちゃったら入らずにいられないもんなんですが、彼女が「あ、レコード屋だよ。行かなくて良いの?」って言ってくれたらしいんです。その彼、「5分だけ」って言って、急いでレコード屋に飛び込んだそうなんですね。その日、彼女と結婚出来ると思ったそうです。男性って病的な趣味の世界があるから、それを理解してもらえると「結婚できるかも」って思うみたいですね。
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