カラオケが苦手である。いや、正確には若者と一緒にカラオケに行くのが苦手である。
浴びるほど飲んだ夜、20代の後輩を従え、意気揚々とキャバクラへ。先輩風を吹かせていると、女のコから「カラオケ歌って~」とのお誘いが。
露払いにと後輩にマイクを握らせると、振りつきで歌うは三代目JSоulBrothersなるマッチョな男たちの曲。女のコから黄色い声援を浴びている後輩に対抗心を燃やした俺。意気揚々と少年隊の「仮面舞踏会」を熱唱。
ニッキ、カッチャン、ヒガシを一人三役、振りつきで歌う“離れ技”を演じたのだが、30年前の曲だからか、反応は芳しくない。「いっそX・T・C(エクスタシー)」どころか「まいったネ今夜」、場を凍らせてしまった。
ウケたい、モテたいウザがられたくない
左からルナちゃん、ヌリちゃん、レイちゃん。店長をはじめ在籍の女のコ全員が20代。制服はタイトなTシャツにホットパンツ。眩しくて眩しくて、辛い夜
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