ロジカルシンキングを越える「クリティカル・シンキング」とは?

そもそも論理的というのはどういうことなのか? 論理的な思考力について、論理的な話し方を挙げて説明します。また、論理的思考と密接な関係にあるクリティカル・シンキングについても考えていきましょう。世の中の様々な問題を学習する「よのなか科」の生みの親である藤原和博さんが執筆された書籍、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(朝日新聞出版)の内容の一部をcakesで公開していきます。

論理的な話し方をマスターする

ロジカルシンキングを直訳すると、「論理的思考」になります。

論理的って、どういうことかわかるかな?

こんなときは、対義語から考えていくといいかもしれない。対義語、つまり反対の意味の言葉を考えてみるんだ。

論理的の対義語は……「非論理的」?

うーん、これは「非」という接頭語で「論理的ではない」と否定しているだけだから、いわゆる対義語とは違うかな。

じゃあ「感情的」?

ニュアンスとしては近いけど、感情の対義語は「理性」だね。感情的な人と、理性的な人。正反対な感じがするでしょ。

はい、答えをいってしまうと、論理的の対義語は「直感的」になります。ひらめき型というのかな。パッと答えが思いつく感じだね。

そうすると、論理的というものがどういうことを指すのか、わかってくるんじゃないかな。思いつきじゃなく、たしかな論拠をひとつずつ積み重ねながら、ゆっくりと答えに近づいていく。そもそも論理という言葉が「論が理にかなっている」と書くんだからね。直感ではない、理詰めで答えに迫っていくような態度のことを、論理的というんだ。

そこで論理的であることについて、もう少し具体的に考えてみよう。

わかりやすいところだと、論理的な話し方、というものがあります。

たとえば2時限目の最後に「学校は制服がいいか? 私服がいいか?」という問題を考えたよね。

これについて自分の考えを他人に説明するとき、こんなふうにいうんです。

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たった一度の人生を変える勉強をしよう

藤原和博

暗記中心の「勉強」は、もはや役に立たない。では、かわりに何を学べばいいのか? 世の中の様々な問題を学習する「よのなか科」の生みの親である藤原和博さんが、中高生とその親のために書き下ろした新刊、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(...もっと読む

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