学校の制服って必要?—ディベートしてみよう

東京都の公立中学校で校長を勤めた経験のある藤原和博さん。今回は、「学校の制服は必要?」という問題について、分かりやすい言葉でディベートする授業に挑戦します。世の中の様々な問題を学習する「よのなか科」の生みの親である藤原和博さんが執筆された書籍、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(朝日新聞出版)の内容の一部をcakesで公開していきます。

制服は必要か? あなたは私服派? 制服派?

続いては、ディベートの授業です。

ぼくは東京都杉並区の和田中学校という公立校で校長をしていました。若いころは、まさか自分が中学校の校長になるなんて考えもしなかった。だからみんなも、「もしも自分が校長になったら」という前提で考えてほしいんだ。人生なにがあるかわからないからね。ほんとうに校長になっちゃう人もいるかもしれないよ。

校長になったきみに考えてほしいこと。それは「学校の制服をどうするか?」という問題です。

やっぱり制服はあったほうがいいかな?

それとも制服なんかなくしちゃって、みんな私服にしたほうがいい?

正直な話、これなんかは客観的にどっちが正しいかという問題じゃなくて、きみにとっては個人的な好みの問題だと感じていると思う。制服なんて古くさいと思う人もいるだろうし、「あの高校の制服が好き」「どうしてもあの制服を着てみたい」という理由で志望先を決めちゃう女の子もいる。

でも、今回チャレンジしてもらうのはディベートの授業だ。

だから自分が「制服派」なのか「私服派」なのかを決めてしまったら、あとは好き嫌いの感情じゃダメ。自分がそっちを選んだ理由を、論理的に、誰にでもわかる言葉で説明しなきゃいけない。

そしてディベートのルールは「人格攻撃をしない」だったね。その意味でも感情的な言葉ではなく、論理的な言葉で語るようにしよう。

じゃあここは紙上講義ということで、制服派と私服派それぞれの主張に耳を傾けてみよう。まずは制服派から。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
たった一度の人生を変える勉強をしよう

藤原和博

暗記中心の「勉強」は、もはや役に立たない。では、かわりに何を学べばいいのか? 世の中の様々な問題を学習する「よのなか科」の生みの親である藤原和博さんが、中高生とその親のために書き下ろした新刊、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

niwakazunori いらねーけど便利。サラリーマンとしてスーツの偉大さに気付く。 "@cakes_PR: 「学校の制服」、あなたは必要だと思いますか? http://t.co/WPDv9TYbQI @kazu_fujihara http://t.co/T6kQOeD3nM" 3年以上前 replyretweetfavorite