コミュ力」と性格って関係あるの?

コミュニケーション能力は、性格に関わらず訓練次第でいくらでも身に付くものだと語るのは、新しい授業スタイルを取り入れた「よのなか科」の生みの親である藤原和博さん。今回はタイヤを例にあげて「付加価値」を生み出すトレーニングをしてみましょう。3月6日に出版された藤原和博さんの書籍『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(朝日新聞出版)から内容の一部をcakesで公開していきます。

なぜ「コミュニケーション能力」が求められる?

さて、この2時限目のテーマは「コミュニケーション能力」でした。

じつは、企業が学生を採用するとき、どこを重視するかというアンケートをとると、11年連続で「コミュニケーション能力」が1位(※)なんだよね。

※ 経団連「新卒採用〈2014年4月入社対象〉に関するアンケート調査」より。

どうして企業は、若者にコミュニケーション能力を求めるんだろう?

もう、みんなわかるんじゃないかと思う。

よのなかから〝正解〞がなくなっているからだ。素早く正解をはじき出す「情報処理力」よりも、自分なりの〝納得解〞を導き出す「情報編集力」が求められている。

そして〝納得解〞は、他者とのコミュニケーションのなかで磨かれていく。聞く力も必要だし、答える力も必要。周りの意見を取り込みながら自分の〝解〞を軌道修正していく柔軟性も大事になる。

そうしたコミュニケーション能力は、訓練次第でいくらでも身につくものなんだよ。よく「外向的」とか「内向的」とか、あるいは「明るい」とか「暗い」とか、性格の問題とごっちゃにされちゃうんだけど、性格は関係ない。みんなが大好きなお笑い芸人さんだって、プライベートではおとなしい人もたくさんいるんだから。

ここで紹介したブレストとディベートは、コミュニケーション能力を鍛えるための、すごくシンプルな方法。〝納得解〞を導き出すためにも、そしてよのなかを生き抜くコミュニケーション能力を身につけるためにも、ぜひマスターしてほしい。

それでは、実際の授業に移ろう。

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たった一度の人生を変える勉強をしよう

藤原和博

暗記中心の「勉強」は、もはや役に立たない。では、かわりに何を学べばいいのか? 世の中の様々な問題を学習する「よのなか科」の生みの親である藤原和博さんが、中高生とその親のために書き下ろした新刊、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(...もっと読む

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hisaya_010279 よのなかから〝正解〞がなくなっているからだ。素早く正解をはじき出す「情報処理力」よりも、自分なりの〝納得解〞を導き出す「情報編集力」が求められている 5年以上前 replyretweetfavorite