100円のハンバーガー、コストはどれくらい?—「よのなか科」開講!

100円のハンバーガーにはどれだけのコストがかかっている? では、お店の儲けはいくら? 「よのなか科」の授業で実際に行われている「ハンバーガー店をつくろう」から、出店する場所や売り上げをシミュレーションしてみましょう。世の中の様々な問題を学習する「よのなか科」の生みの親である藤原和博さんが、中高生とその親のために書き下ろした新刊、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(朝日新聞出版)の内容の一部をcakesで公開していきます。

ハンバーガー店をつくろう① 人の流れをどう読むか

もう、挨拶は十分だよね。いきなり「よのなか科」の授業に入るよ。

今回のテーマは、「もしも自分がハンバーガー屋さんの店長になったら?」というもの。ただ店長になるだけじゃないよ。新規出店、つまりあたらしくお店を出す場所を選ぶところから任されるんだ。

ほんとうは、まったく知らない町の地図を見ながら「どこに出店しよう?」と考えるのがいちばん頭を使うんだけど、今日は初回だし、きみが住んでいる町で考えてもらうことにしよう。きみが住む町のなかで、いったいどこにお店を出すのがいちばんいいだろう?

これを考えるときの条件は、ふたつ。

ひとつは「駅前にお店を出すのは禁止」というルール。もうひとつは「ショッピングモールにお店を出すのも禁止」というルール。

そりゃあ、駅前やショッピングモールだったら、たくさんの人でにぎわってるよね。人気店になれそうな感じもする。でも、そこにお店を出しているようでは「考えること」のトレーニングにはならない。駅前もショッピングモールも、ハンバーガーも売る別のお店で埋まっていると思ってください。

駅前がダメだったら、どうすればいいだろう?

高校や大学の近くにすれば、学生さんが利用してくれるかな?

大きな会社がある地区だったら、ビジネスマンでにぎわうかな?

幼稚園の近くに出せば、若いお母さんたちが集まりそう?

これはまだ、ぼんやりしたイメージでしかないよね。とても「仮説」とは呼べないレベル。

いきなり出店先を考えるんじゃなくって、まずは「儲かるお店とはどういう店か」について考えてみよう。

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たった一度の人生を変える勉強をしよう

藤原和博

暗記中心の「勉強」は、もはや役に立たない。では、かわりに何を学べばいいのか? 世の中の様々な問題を学習する「よのなか科」の生みの親である藤原和博さんが、中高生とその親のために書き下ろした新刊、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(...もっと読む

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nishiaratter あとで改めて読みたい⇒ 5年弱前 replyretweetfavorite