古賀史健×加藤貞顕【前編】 企画の入口と出口を考える

下北沢の書店B&Bにて行なわれたcakes加藤貞顕ゼミ。「トップ編集者の仕事術を学ぶ」をテーマに展開し、大好評だった本ゼミの内容の一部をcakesでもお届け。今回ご紹介するのは、cakesでも「文章ってそういうことだったのか講義」連載でおなじみの凄腕ライター・古賀史健さんのゲスト講義です。ライター目線と編集目線を兼ね備える古賀さんが語る、いい企画の条件とは。

いい企画の「入口」と「出口」とは?

加藤 今回の加藤貞顕ゼミ、ゲストはフリーランスライターの古賀史健さんです。

古賀 みなさんはじめまして、ライターの古賀と申します。えーっと、どこからはじめましょうか。この講座のタイトルは、たしか「トップ編集者の仕事術を学ぶ」でしたよね。そこになぜライターである僕がゲストとしてのこのこと顔を出しているのか、疑問に感じている方も多いと思うんです。

加藤 のこのこと(笑)。

古賀 なので最初に、簡単な自己紹介させてください。僕は普段、主にビジネス書や実用書の分野で、書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を中心にお仕事させていただいています。平均で年間10冊、いちばん多いときには18冊くらい書いていたのかな?
 このとき、いわゆるライターとして原稿を書くだけじゃなくって、かなり編集サイドにも踏み込むんですよね。デザイナーさんとのやりとり含めた、編集業務全般を丸投げされることもありますし。ですから今日は、ライター目線の話と編集者目線の話を、適度なバランスでお話しできればと思っています。

加藤 こういうかたちで古賀さんの話を聞けるのは、すごく楽しみだったんです。よろしくお願いします!

古賀 こちらこそ、よろしくお願いします。

加藤 先ほどのお話にもあったように、古賀さんはライターでありながら編集者の目線をお持ちですよね。だから古賀さんにお仕事を依頼するときは、いつもドキドキするんですよ。

古賀 えっ、どうして?

加藤 自分のつくった企画を、ライター目線だけでなく、編集者目線で評価されるわけですから。古賀さんは売れっ子だから、名だたる出版社から引く手あまたなわけですよね? つまり、企画を納得してもらえないと、依頼を受けてもらうのはむずかしい。そこで、古賀さんが企画の良し悪しを判断する基準を聞いてみたいんです。

古賀 そうだなあ……僕が考える「いい企画」の条件は、入口と出口がしっかりしていること、ですね。

加藤 入口と出口?

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この連載について

アイデアを紡ぐ、編集の話。

cakes編集部

下北沢の書店B&Bにて、全4回で行なわれた加藤貞顕ゼミ。「トップ編集者の仕事術を学ぶ」と題された本講座から、第2回ゲスト・古賀史健さんのお話をcakesでもお届けします。編集者だけでなく、すべてのビジネスマンにとって発見のある...もっと読む

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コメント

harapekokazoku このインタビューめちゃくちゃ良い。「いいライターの定義」も納得。→ 9ヶ月前 replyretweetfavorite

fukuzato これ早く読んでおけばよかった 約2年前 replyretweetfavorite

sadaaki ライター古賀さんとの対談です。/ @fumiken 本日公開された堀江貴文プロジェクト https://t.co/B6LzaXKpHx にご興味のある方は、こちらもぜひ→|企画の入口と出口を考える| 5年以上前 replyretweetfavorite

fumiken 本日公開された堀江貴文プロジェクト https://t.co/9Z92vpKw6w にご興味のある方は、こちらもぜひ→|企画の入口と出口を考える| 5年以上前 replyretweetfavorite