本田圭佑の言動からわかるメンタル管理術

スティーブ・ジョブズや本田圭佑の言動には、生産性を上げるヒントが込められています。それらの言葉をひもときながら、誰にでもできる「メンタル管理術」を伝授! 東大医学部という日本最難関の大学に在籍しながら、「ゴースト暗算」という画期的な暗算法を開発した、異色の教育家・岩波邦明さんが受験期に実践した魔法の言葉とは?

ハングリー精神で獲得する成功

 結果を求めて邁進しつづけるための原動力になるのは、状況などには縛られないハングリー精神といえます。

 アップル創業者である故スティーブ・ジョブズ氏によるスタンフォード大学の卒業式辞は伝説にもなっていますが、そのスピーチはこう締め括られています。

「Stay hungry, stay foolish(ハングリーであれ、愚かであれ)」

 スティーブ・ジョブズ氏に限らず、単発の成功ではなく長期にわたって成功を維持した人たちは、ハングリー精神を原動力としています。

 そして、成功してからもそれを失わなかったということが共通項になっています。

 フィギュアスケートの皇帝、エフゲニー・プルシェンコ氏も、幼少期は「朝食と夕食を合わせてリンゴ一個」というほどの極貧の家庭で育ったといいます。そこから暮らしを豊かにしようという強烈なハングリー精神で這い上がり、オリンピックで金メダルを獲るまで登りつめています。

 巨額の収入を得てからは一二〇〇坪三階建ての豪邸を購入し、一頭が一億円ほどもするチベタンマスティフという犬を二頭も飼っているそうです。ハングリー精神を糧に大きな富を得た代表的なアスリートの一人といえるでしょう。

 セリエAのビッグクラブ、ACミランで活躍する本田圭佑選手もインタビューの中で次のように答えていました。

「お腹いっぱいになったら、ご飯食べないでしょ、皆さん。常に何かに飢えているという状況が、サッカーだけでなく、いろんな業種に必要なんじゃないかと思います」

 それでは、本田選手の言う「常に飢えている状態」というのは、どのようにすればつくり出せるのでしょうか。

 成功の原動力となるハングリー精神を保つためには、満足の量をうまく調整しながら、「常にちょっと足りない状態」に保っておく必要があります。

 自分に満足を供給しすぎてしまうと、満たされてしまい、もっと頑張ろうという気持ちが湧き起こりません。

 そうならないようにするため、遊びや贅沢の部分はあえて「ちょっと足りなめ」で切っておき、不足するぐらいに調整します。

 もともと仕事や勉強が忙しく、遊びが足りない人ならそのままで大丈夫です。

 そうして日々の満足がちょっと足りない状態をつくり出しておくと、必然的に多少のつらさが出てきます。そのつらさこそが、高みに昇っていくための原動力になります。

 要するに、もっと遊びたいと思うのなら、その気持ちをハングリー精神につなげて、それを推進力にするわけです。

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