スキマ時間」をどうやって増やすか

スキマ時間は日常の中で頻繁に発生しますが、なかなか上手く使うのは難しいもの。どうすればムダを減らしスキマ時間を有効活用できるのでしょうか? 東大医学部という日本最難関の大学に在籍しながら、「ゴースト暗算」という画期的な暗算法を開発した、異色の教育家・岩波邦明さんがムダな時間の減らし方をお教えします。

「スキマ時間」の重要性

 時間を極限まで活用するためには、「細かい時間」ほど大事にすることが必要です。

 大きなかたまりの時間がベースとして必要なのはもちろんですが、その周辺にある小さなスキマ時間も決して逃してはならないものです。

 スキマ時間を集中のゴールデンタイムにできるというのは第1章で書いたとおりです。スキマ時間は一日のいろんなところにたくさんあり、それを足していけば「大きな時間」になります。仮に一五分のスキマ時間が一日に八回あったとしたなら、その合計は二時間になるわけです。

 スキマ時間のすべてでダラダラして無為に過ごしてしまっていては、ゴールデンタイムにできる二時間を毎日、捨てているのと同じになります。

 スキマ時間に対しては、無為に浪費していても罪の意識が湧きにくいのも問題といえます。

 まとまった二時間があったときに仕事や勉強をしないで無為に過ごしてしまえば、「だらけてしまった」「時間をムダにしてしまった」と罪の意識が湧きますが、「一五分の空き時間を八回」というように細かく刻まれると、その意識が生まれにくいものです。

 そのため、「一五分ならべつにいいや」が繰り返されていき、一日に二時間、一週間で一四時間、一か月で六〇時間もの持ち時間を浪費してしまうことになります。

 一生のうちにトイレで過ごす時間を全部合わせると、平均して三年分になるというデータがあります(世界トイレ機関=WTO調べ)。三年間、一度もトイレから出ないで過ごすというのは想像もできない恐ろしい話ですが、結果として私たちはそれだけの時間、トイレにいるということです。

 それと似た話です。トイレの時間は仕方ないにしても、うまく活用できるスキマ時間はムダにしないでおきたいところです。

「見かけの持ち時間」と「真の持ち時間」

 私の場合、大学の卒業試験のときなどは、まさに時間との戦いになっていました。

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ゴースト暗算」を生んだ、東大医学部式・知的生産法

岩波邦明

シリーズで累計65万部を超えるベストセラーとなった「岩波メソッドゴースト暗算」という2ケタ×2ケタの独自の暗算方式を考案した、東大医学部出身の教育家・岩波邦明さん。岩波さんが実践する、短期間で最大限の成果を出すためのメソッドを公開。仕...もっと読む

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コメント

porpor35 自分の持ち時間について考えさせられる記事→ 約3年前 replyretweetfavorite

hazkkoi インプットには(一時的な)引きこもりは不可欠だと思います。 3年以上前 replyretweetfavorite