アウトプット力を高める時間短縮術

1日に使える時間が2時間増える? 「もっと時間がほしい」という悩みを解決するための方法を、東大に在籍しながら「ゴースト暗算」を開発した異色の教育家・岩波邦明さんがお教えします。

一日に使える時間は、二時間増やせる

 持ち時間を増やすために有効な二つめの行動が「紙めくり」だといえば、どんな印象を持たれるでしょうか?

 それほど頻繁に行なわれることもないあまりにも小さな作業なので、そんな部分で時間を短縮しても効果はないのではないかと思えるかもしれません。しかし、一日というものは、こうした〝小さな作業の膨大な積み重ね〟によってできているのです。

 速歩きをすることによって一日二五分という時間を節約できるとすれば、それはすなわち一日に〝追加される時間〟になります。

 二五分くらいではそんなに変わらないと思うかもしれませんが、日常生活や仕事の中には「積もり積もれば大きい」小さな作業がたくさんあります。それらをすべて合わせれば、一日あたり一時間から二時間ほど、持ち時間を増やせます。

 一日に使える時間が一時間から二時間増えるとすれば、これは大きなことです。

 そのためにはまず「日常生活や仕事の中に時間を短縮できる小さな作業はどこにあるか」をしっかりと見つけていく必要があります。

 そのうちのひとつが、紙めくりなのです。

 とはいえ、日常的に紙をめくるという作業を行なう回数は、歩く機会にくらべれば少ないものです。それなのになぜ、紙めくりなのか?

 それは、紙めくりが「手先を使う細かい作業」だからです。

 紙をめくる時間を短縮させようとしていれば、それによって手先を使う他の細かい作業のスピードも上がっていきます。服を着るときにボタンを留めるスピード、スマートフォンで文字を入力する際にフリック入力するスピードなどもそうです。

 そうした時間短縮の積み重ねを導くための第一歩として「紙めくり」は向いているということです。

つまり、さまざまな手先を使う作業のうち、紙めくりを「代表」としてトレーニングすることで、手先を使うスピードそのものが向上し、それによって他のすべての細かい作業のトレーニングも兼ねることができる、というわけです。

無理なくターゲットを絞り込む時間短縮術

 日常的に行なう動作のすべてをすばやくやろうと最初から考えていれば、疲れてしまいます。そういう無理はよくないので、「まずは紙めくりから始めよう」というように、意識する行為を絞り込むのが効果的です。

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ゴースト暗算」を生んだ、東大医学部式・知的生産法

岩波邦明

シリーズで累計65万部を超えるベストセラーとなった「岩波メソッドゴースト暗算」という2ケタ×2ケタの独自の暗算方式を考案した、東大医学部出身の教育家・岩波邦明さん。岩波さんが実践する、短期間で最大限の成果を出すためのメソッドを公開。仕...もっと読む

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