まず走れ!」の考え方が成果をあげる

高い目標を持ち、がむしゃらに走り続けるなかで成果をあげるためには、なにが必要でしょうか? 現役合格した東大医学部在学中に「ゴースト暗算」という画期的な暗算方法を開発し、さらに知的生産力を向上させる方法を考え、実践し続けてきた岩波邦明さんに、今すぐ使えるメソッドを伝授していただきます。

「起業のススメ」か「起業をしないススメ」か?

 ニコニコ動画をつくった川上量生さんは以前、ツイッターで次のようなことを書いていました。

「僕は起業を人に勧めない。成功の可能性が実質〇%である場合がほとんどだからだ」

 ツイッター上では、起業はどんどんすべきだという堀江貴文さんと論戦が繰り広げられていましたが、このツイートを見たときハッとしました。

 それはまさに実現不可能ゴールをむやみに追い求めることの危険が集約されたような話になっていたからです。

 起業して成功できるかどうかには不確定要素が多く、実現可能か実現不可能かは見えにくい。だからこそ、実際は実現不可能なゴールであっても、できるかもしれないと思って膨大な時間と労力を割いてしまいやすい、ともいえそうです。

 川上さんのツイートは、「アップルもマイクロソフトも、はじめから特別な会社だった」と続いていました。

 起業を成功させるというのが端的な例ですが、高いところにゴールを設定し、そこにたどり着ける人物や組織は、はじめからそのための何かを持っているものだということでしょう。必要となる武器や材料を持たずゴールばかり高く設定していても仕方がないわけです。

 そうしたことを考えず、がむしゃらに走り続けていればいつかはたどり着けるはずだと思い込み、ひたすら走るだけになっている人は意外と多いのではないでしょうか。

 もちろん、最初の段階で武器や材料を持っていなかったとしても、途中でそうしたものを身につけられたなら成功確率は〇%ではなくなります。それでも、目標を高くしたいばかりにゴールを高く設定するのは生産的ではありません。まずは、「自分がいま、何を持っていて、何を持っていないか」をよく顧みるべきだということです。

見つめるのは「ゴール」ではなく「一歩先」にする

 ゴールを意識しすぎないようにするための具体的な方法もあります。

 とくに「ゴール逆算型が向かない」と自分で気づきはじめているような人には試してみてほしいメソッドです。

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ゴースト暗算」を生んだ、東大医学部式・知的生産法

岩波邦明

シリーズで累計65万部を超えるベストセラーとなった「岩波メソッドゴースト暗算」という2ケタ×2ケタの独自の暗算方式を考案した、東大医学部出身の教育家・岩波邦明さん。岩波さんが実践する、短期間で最大限の成果を出すためのメソッドを公開。仕...もっと読む

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