オリンピックの金メダルをもたらした『「ゴール」を考えない思考』

水泳の北島康介選手が実践していた、集中を続けるための戦略とは? 作業を始める時に、まず予定や計画を立てるのが一般的ですが、それはかえって作業を滞らせる要因になる可能性も。東大在籍中に「ゴースト暗算」を生み出した異色の教育家・岩波邦明さんが、B'z、堀江貴文さんのインタビュー内容から「今やるべきこと」だけに集中する方法を解説します。

「予定」が持つマイナス効果

 集中を続けるためには、時として予定が〝敵〟になる場合もあります。

 成果をあげるために重要な前提になるのは「予定を忘れる」ことです。

 一般的に、仕事や勉強というものは、ある程度のスパンで予定を立てておき、その予定どおりに進めていくのがいいように言われる場合が多いものです。

 しかし、それに縛られすぎていてはマイナスです。

 実際に作業をしているときには、何日も先の予定を考えるのではなく、考えないようにしなければなりません。

 この作業が終わったら次は何の仕事に取りかかるだとか、そうしたことはいっさい考えず、常に今現在だけを考えて無心で作業をしていくことが重要です。

 なぜかといえば、先の予定を考えながら仕事や勉強をしていると、無意識のうちにも「その予定どおりに進めていかなければいけない」と、自分に制約を課しながら作業していることになるからです。

 これは自分にとっての負担になります。

 順調に進んでいても「まだ先がある」という気持ちになってしまうので、モチベーションの低下を招きます。

「ゴール間近」に要注意!

 予定が敵になりかねないもうひとつの理由は、人間には、ゴールが間近になるとパフォーマンスを低下させてしまう傾向があることです。

 これは、脳の中の「自己報酬神経群」という部位が関連しているといわれています。

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ゴースト暗算」を生んだ、東大医学部式・知的生産法

岩波邦明

シリーズで累計65万部を超えるベストセラーとなった「岩波メソッドゴースト暗算」という2ケタ×2ケタの独自の暗算方式を考案した、東大医学部出身の教育家・岩波邦明さん。岩波さんが実践する、短期間で最大限の成果を出すためのメソッドを公開。仕...もっと読む

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