「予定」が持つマイナス効果
集中を続けるためには、時として予定が〝敵〟になる場合もあります。
成果をあげるために重要な前提になるのは「予定を忘れる」ことです。
一般的に、仕事や勉強というものは、ある程度のスパンで予定を立てておき、その予定どおりに進めていくのがいいように言われる場合が多いものです。
しかし、それに縛られすぎていてはマイナスです。
実際に作業をしているときには、何日も先の予定を考えるのではなく、考えないようにしなければなりません。
この作業が終わったら次は何の仕事に取りかかるだとか、そうしたことはいっさい考えず、常に今現在だけを考えて無心で作業をしていくことが重要です。
なぜかといえば、先の予定を考えながら仕事や勉強をしていると、無意識のうちにも「その予定どおりに進めていかなければいけない」と、自分に制約を課しながら作業していることになるからです。
これは自分にとっての負担になります。
順調に進んでいても「まだ先がある」という気持ちになってしまうので、モチベーションの低下を招きます。
「ゴール間近」に要注意!
予定が敵になりかねないもうひとつの理由は、人間には、ゴールが間近になるとパフォーマンスを低下させてしまう傾向があることです。
これは、脳の中の「自己報酬神経群」という部位が関連しているといわれています。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。