展示場所ごと楽しめる!庭園美術館の「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」

展覧会はもちろん展示物がお目当てで訪れるものですが、東京都庭園美術館は建物そのものも魅力的なのだそう。現在、ここで催されている「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」の展示場所は1993年竣工の朝香宮邸。歴史ある建物の中で、幾何学的なパターンを全面に押し出すデザインが特徴のアール・デコの時代の作品を鑑賞されるのはいかがでしょうか。


《朝香宮邸 大食堂壁画》アンリ・ラパン 1933年

東京・目黒にある東京都庭園美術館は、昨年の暮れにリニューアルオープンして人気を博している美術館です。何が評判であるかといいますと、そのつど催される企画展ももちろん魅力的なのですが、ここの建物そのものが「売り」なのですね。

何しろ展示場所となっている建築は、1933年竣工の朝香宮邸。できるかぎり当時の姿を留めるための修復がここ数年おこなわれ、いっそうラグジュアリーな空間となって再登場いたしました。身を置いているだけで、うっとりとした気分に浸れますよ。

現在の展示は、「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」というものです。朝香宮邸は、20世紀前半に欧州と米国を席巻した装飾様式たるアール・デコの、日本における代表例とされます。幾何学的なパターンを前面に押し出すデザインがアール・デコの特徴でして、作品を見ていて独特の規則性を見出すと、なんだかクセになってしまう魅力があります。 朝香宮邸での展示ですからアール・デコなのはわかりますが、もうひとつ、古典主義というのも展名に掲げられていますね。

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アート・コンシェルジュからの便り

山内宏泰

世に“アート・コンシェルジュ”を名乗る人物がいることを、ご存じでしょうか。アートのことはよく知らないけれどアートをもっと楽しんでみたい、という人のために、わかりやすい解説でアートの世界へ誘ってくれる、アート鑑賞のプロフェッショナルです...もっと読む

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reading_photo cakes  アップしております。 「どこより早い展覧会案内」 古典をベースに新しきものは生まれる。朝香宮邸の名建築とともに。 5年以上前 replyretweetfavorite