準天頂衛星「みちびき」
現在、日本でのGPSは米国の人工衛星を使用している。一方、2010年に日本が打ち上げたのが準天頂衛星「みちびき」だ。まだ1機だけだが、10年代後半をめどに4機体制となる見込みで、そうなれば日本独自のGPSサービスが期待できる。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
震災で“活きた”地図
「いまや『風景』まで検索可能に グーグルマップ、驚異の進化」のグーグルの例をはじめ、東日本大震災では、さまざまな地図が活躍した。オープンストリートマップの関係者は、被災地から現地の状況をいち早く地上に表現したり、ツイッターに流れる最新の情報を位置情報と共に提供するサイトを立ち上げた。昭文社は震災から2カ月で津波浸水地域、災害対策本部、避難所を詳細に記載し復興支援地図を作製。3万部を被災地で配った。
環日本海・逆さ地図
地図は見る向きで印象が変わる。富山県が製作した「環日本海・東アジア諸国図」は、日本列島を大陸側から逆さに見た構図。日本海という“内海”を挟み、日本が歴史的にもロシア・中国・韓国と密接な位置関係にあったことを再認識させられる。
(c)富山県(平24情使第238号)
昭文社「登山地図」のすごみ
全国60以上の山系を契約登山家が実際に歩き、毎年情報を更新する昭文社「山と高原地図」。歩行時間のみならず、登山道の状況や花の名前、景色まで“山屋”が必要な情報を網羅。他にツーリング用地図、鉄道ファン用地図もある。
(c)富山県(平24情使第238号)
防災に役立つ「主題図」
不動産を購入する前に、一度調べてほしいのが国土地理院の「主題図」。過去のその土地の使用用途、火山噴火の溶岩流の流れや、活断層の地図などがある。過去は川だった、田だった所は軟弱地盤も多く、前もって知ることは防災にも役立つ。
土地条件図「大分」
“出張族”が支える「国盗り合戦」
今いる地域を「統一」でき、全国制覇を目指す。100万人超の会員は、出張が多い30~40代のサラリーマン層が大半。移動に使う交通費を払える余力がある出張族に人気だ。上司と部下で競う例も多いとか。