クリスマスも終わり、従業員はヴァカンスに入りましたが、私だけ12月26日まで仕事をしていました。
在庫の棚卸や書類の整頓、ゴミ捨て、そして、一番忘れてはいけない大そうじをしていたら、時間があっという間に過ぎてしまいました。
じつは、フランスではこの時期、とても多くの誘惑があります。
それは、生産者仲間からアペリティフ(軽いおつまみとお酒で、仲間とおしゃべりを楽しみながら、ゆっくり過ごすこと)に誘われることです。
生産者たちは、自分のつくったワインをふるまってくれて、それを試飲するのです。
行きたいのはやまやまですが、呼ばれるがままに行ってしまうと、そのまま朝まで飲んでしまうというパターンが多く……。今年は残念ながらすべてお断りしました。
なぜ、そんな断腸の思いで(?)仕事を終わらせたのかというと、それは、年末の出張のためです。
今年最後の仕事は、2014年2回目のスウェーデン出張でした。
12月27日に、ヴァカンス中の家族とともに出発しました。
わたしたちルー・デュモンとスウェーデンとの取引がはじまったのは、今年のこと。
取引先のみなさまの頑張りのおかげで順調に販売が進み、なんとそのおかげで、ソムリエ世界一になられたスウェーデン人のアンドレア・ラーソンさんが、昨年の11月に私達のカーヴに試飲にいらっしゃいました。
すごく印象に残っているのが、名刺の裏に「I’m not a wine critic, I’m a wine lover」と書いてあったこと。
「私は批評しに来たのではなく、楽しみに来たんだ」ということでしょう。
ほんとうに、すばらしい方でした。
そんなこともあり、スウェーデンでどのように私達のワインが飲まれているか知りたくて、出張に出かけることにしました。
レストランの試飲会で私と取引先のギュスタヴ(私のすぐ右)
やっぱり人前で話すのは照れますね。
今回の試飲リストと生産者紹介
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夜の部の試飲会