第36回】2回目の、スウェーデン出張

フランス・ブルゴーニュのワイン生産者、仲田晃司さん。年末年始は、生産者仲間の誘いも断って、「ある場所」に行かれていたようです。いったいどこへ行かれたのでしょうか? そして、仲田さんが感激した、ソムリエ世界一のアンドレア・ラーソンさんの名刺の裏に書かれていた言葉とは…?


クリスマスも終わり、従業員はヴァカンスに入りましたが、私だけ12月26日まで仕事をしていました。
在庫の棚卸や書類の整頓、ゴミ捨て、そして、一番忘れてはいけない大そうじをしていたら、時間があっという間に過ぎてしまいました。

じつは、フランスではこの時期、とても多くの誘惑があります。
それは、生産者仲間からアペリティフ(軽いおつまみとお酒で、仲間とおしゃべりを楽しみながら、ゆっくり過ごすこと)に誘われることです。
生産者たちは、自分のつくったワインをふるまってくれて、それを試飲するのです。

行きたいのはやまやまですが、呼ばれるがままに行ってしまうと、そのまま朝まで飲んでしまうというパターンが多く……。今年は残念ながらすべてお断りしました。


なぜ、そんな断腸の思いで(?)仕事を終わらせたのかというと、それは、年末の出張のためです。
今年最後の仕事は、2014年2回目のスウェーデン出張でした。

12月27日に、ヴァカンス中の家族とともに出発しました。

わたしたちルー・デュモンとスウェーデンとの取引がはじまったのは、今年のこと。
取引先のみなさまの頑張りのおかげで順調に販売が進み、なんとそのおかげで、ソムリエ世界一になられたスウェーデン人のアンドレア・ラーソンさんが、昨年の11月に私達のカーヴに試飲にいらっしゃいました。
すごく印象に残っているのが、名刺の裏に「I’m not a wine critic, I’m a wine lover」と書いてあったこと。
「私は批評しに来たのではなく、楽しみに来たんだ」ということでしょう。
ほんとうに、すばらしい方でした。

そんなこともあり、スウェーデンでどのように私達のワインが飲まれているか知りたくて、出張に出かけることにしました。


レストランの試飲会で私と取引先のギュスタヴ(私のすぐ右)

やっぱり人前で話すのは照れますね。


今回の試飲リストと生産者紹介


夜の部の試飲会

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

ケイクス

この連載について

初回を読む
ワイン通信・ブルゴーニュの村から

仲田晃司

フランスはブルゴーニュのジュブレ・シャンベルタン村でワイナリーを経営する日本人醸造家・仲田晃司さんはじめての連載。仲田さんのワインのラベルには「天・地・人」という文字がきざまれています。2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード