ウイスキーは、この世で一番美しい酒

ケトルVol.08は、「村上春樹」特集!  村上作品に数多く登場する〝お酒〞。なかでもウイスキーには、アルコールとしての存在以上の役割も秘められているようです。

ウイスキーは境界線をつなぐ飲み物なんです

「あらゆる酒の中ではウイスキーのオン・ザ・ロックが視覚的にいちばん美しい」

これは『世界の終り〜』で、「私」が酒のポスターを15枚見比べて言う台詞。エッセイを出版するほどのウイスキー好きである村上春樹さんの、ウイスキーへの深い愛情が伝わる一言です。その思い入れに象徴されるように、ウイスキーは村上作品ではとても重要な役どころを務めています。

たとえば、『世界の終り〜』では 、「私」の習慣は寝る前にウイスキーを飲むこと。また、『ノルウェイの森』で、「僕」 は緑のことを考えてマスターベーションしたけどうまくいかず、あきらめてウイスキーを飲んで眠ります。ウイスキーは、リラックスしたいときやなにかを忘れたいときに欠かせない存在なのです。

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村上春樹が大好き!

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「無駄に価値がある!」がコンセプトの、雑誌『ケトル』。その毎号の特集をcakesで配信していきます。第8弾のテーマは「村上春樹が大好き!」。村上春樹作品の主人公は優柔不断だって言われることがあるけれど、寄り道して、いろんなモノを受け入...もっと読む

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