三木雄信
第1回 英語とはまったく無縁の生活を送っていた学生時代
海外や英語とはまったく無縁だった私が、わずか一年の学習で、外国人と通訳なしで交渉をし、絶対に負けないだけの英語力を身につけることができました――好評発売中の『海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』から一部を公開します。いまでは毎日仕事で英語をつかう三木氏のスタートとは。
海外経験ゼロ。社会人になってから英語を勉強したのはわずか一年だけ
皆さんは、普段の仕事で英語を使う機会がどれくらいあるでしょうか?
私の場合は、ほぼ毎日です。
ここで簡単に自己紹介をさせていただくと、私はソフトバンクの社長室長として孫正義氏のもとで働き、現在は自ら立ち上げた会社で、主にロボットやタブレットなどのITを活用した教育ビジネスを手がけている者です。
私の会社にはネイティブの社員がいますので、社内での会議やミーティングは当然ながら英語で行っています。
また、外国の企業と取引することもよくありますが、その場合も通訳はつけず自ら交渉をします。例えば、「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」と共同で英語学習アプリを開発した時は、香港にあるWSJのアジア本社と私が直接やりとりしてプロジェクトを進めました。
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この連載について
三木雄信
おそるおそる横目で隣を見ると、孫社長が唖然とした表情で私を見ています。英語ができないことがものの見事に露呈してしまったのです。「しまった、このままではクビになる……」――好評発売中の『海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマ...もっと読む
著者プロフィール
1972年、福岡県生まれ。1998年にソフトバンク株式会社に入社。2000年より同社社長室長となる。Yahoo!BB事業の立ち上げやナスダック・ジャパンの設立、日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)の買収案件などにプロジェクトマネージャーとして関わる。2006年にジャパン・フラッグシップ・プロジェクト株式会社を設立し、現在、同社代表取締役社長兼CEO。ベンチャーから上場企業まで数多くの社外取締役・監査役も務める。日本年金機構(旧社会保険庁)では理事(非常勤)として改革を進めている。政府の委員など多数。東北学院大学経営研究所特別研究員。