こんにちは、外科医の雨月 メッツェンバウム次郎です。
今回は、「誰でも名医になれる方法」と題して、カンタンに人を癒やす方法をcakes読者の皆さんにこっそり伝授します。
私の毎日って、会う人のほとんどがどこか痛む人ばかり。
ほぼ毎日手術をしている訳ですが、手術って皮膚を切って身体に穴をあけるもの。終わる時にはしっかり縫い合わせますが、手術が終わって数日はかなりの痛みに襲われます。
また、手術前の患者さんの多くがどこかをかなり痛んでいらっしゃいます。
そして、がんの患者さんでも、麻薬を使ってもなかなかとれない痛みを持っている方も。
そんな時に我々が使う「ワザ」があるんです。
あなたも、痛がっている人に会うことはありますよね?腹痛、頭痛、生理痛、なんでも結構です。こんな痛みをカンタンに、しかもお金をかけず、すぐに和らげる方法。お医者さんやナースは知っているけれど、一般には知られていない方法です。私は若い研修医の先生の指導をしていますが、必ずこれを教えることにしています。それだけ大切なものです。
その人の痛い部分に、「手を当てて」みて下さい。
さすってあげてもいいです。
これだけです。
「え?そんなこと?」とお思いのアナタ。
ぜひ一度本当に「手を当てて」みて下さい。そんなことで痛みが和らぐとは思えませんか?いいえ、確実に和らぐんですよ。
でも、ひとつ注意があります。
それは、「自分で自分の手を当ててもそれほど効果がない」ということ。
とっても不思議なのですが……。
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