第3回】二度の株式譲渡が転機

ファン離れを打ち破った脱”殿様商売”と多角化。新日本プレスの舞台裏に迫る。


 新日本プロレスに転機が訪れたのは05年、猪木が新日本の株式をオンラインゲーム会社のユークスに譲渡したことに始まる。倒産寸前だった新日本は、親しい取引先だったユークスに救済を求め、買収してもらった形だ。

経営再建を経て
流行を生み出し
収益源を拡大

 上場会社であるユークス傘下で、まず取り組んだのは、当たり前の会社になること。何十年にわたって丼勘定だった団体の“体質改善”を進めたのだ。

 例えば、予算を立てて進捗状況を定期的にチェックしたり、外部に仕事を発注する際は相見積もりを取ったりといったことを徹底させた。

 そして12年、ユークスがカードゲーム事業を主体とするブシロードに株式を売却したことをきっかけに、新日本の快進撃が始まる。

 ブシロード体制になってまず取り組んだのが、大量の宣伝広告展開だ。

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死の淵から這い上がった 新日本プロレス 復活!

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新日本プロレスが今、アツイ。格闘技ブームに押され、内部混乱に陥った“暗黒期”を乗り越え、年間観客動員数は28万人に急回復している。倒産寸前の危機的状況から、奇跡的に復活を遂げた舞台裏に迫る。

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