中華の名店で修行した店主が開いた新しい「和食」のお店

今回の山本憲資さんのレストラン案内は、中華にまつわる二軒のお店です。一軒目は中華料理の名店で修行された店主が開いた「和食」のお店。とはいえ、中華料理のエッセンスが存分に込められた、新しいタイプの和食のお店です。もう一軒は四川料理。唐辛子と花椒をたっぷり使った、辛いけど箸が止まらない好きな人にはたまらないお店です。

和中折衷の新感覚和食の味とは

去年の年末、学生時分から仲良くしてもらってる大先輩と、久しぶりに食事に行くことになった。先輩はレストランにも一家言ある編集者ということもあり、どこにしようかと迷って選んだお店が荒木町の「の弥七」。三田の中華の名店「御田町 桃の木」で修行したご主人が、去年独立してオープンしたお店だ。

そして店名もこれまた変わっていて、初めて聞いた人は、ん?となると思うけれど、その名前が付けた経緯がおもしろかった。ご主人のご実家が高知で中華料理屋をやっていて、その店名が「風車」だという。これで想像がつく人がほとんどだろうが、水戸黄門のキャラクター「風車の弥七」に由来しているわけだ。実家が「風車」だから、息子の店は「の弥七」。そのエピソードを聞いただけで、なんだかニヤリとしてしまう。

そしてこれまた興味深いのが料理の内容。ここまで読んで、普通は中華料理の店かと思うのだろうが、ここは和食の店なのである。しかもただの和食ではなく、中華の仕事がしっかりとされている和食。自分で書いていても、食べないと想像がつかない感じがする説明である。薬味が山椒だったり、味付けが唐辛子だったりして、風味は中華風なのだ。和洋折衷ならぬ、和中折衷料理で、一杯目はビールだったが、次からは紹興酒に移行。紹興酒で食べる和食というのもはじめてである。

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山本憲資

世界中の人の「欲しい」と「持っている」で繋がるウェブサービス「Sumally」の代表である、山本憲資(やまもとけんすけ)さんの連載がスタートしま す! 32歳という若さにして、膨大な数のレストランに通い、「食」にただならぬ情熱を注ぐ山...もっと読む

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hirarisa_ アーバンでてきた |フィットする晩餐|山本憲資 https://t.co/FseeyjAQmb 5年弱前 replyretweetfavorite