「和田金」ですき焼きを食べるのは「特別な行事」
松浦 そういえば前回話題にのぼった、松阪の老舗「和田金」で石原さんといっしょにすき焼きを食べたときの動画が見つかったんです。何の役に立つかわからなくても、撮っておくもんですねえ。
石原 うわわ、私が寝てるシーンで終わってるじゃないですか!
松浦 や、いつもの石原さんを楽しんでいただこうかと思って……。それはさておき「和田金」です。やはり松阪では相当格調高いすき焼き店であり、お肉屋さんである、と。
石原 そうですね。和田金ですき焼きを食べるということ自体、「特別な行事」なんです。
松浦 確かに店に着いたとき、驚きました。5階建てのビル一棟丸ごと和田金だとは思っていませんでしたから。ちょっとしたお城みたいですよね。
石原 みんなで「無理して、こんないいとこ来ちゃったね」といってもじもじする。味やサービスはもちろんですが、和田金は“ハレの日”感や敷居の高さをも楽しむ場なんです。
松浦 ビデオのなかでも石原さんが「子どもの頃に何度か。あとは7~8年前に来たきりで……」とおっしゃってましたよね。でも金額は東京の気取った店みたいに、バカみたいに高いというわけじゃない。このときも、飲んで食べて1万円台前半だった記憶があります。