期間限定ポップアップレストランの愉しみ方

今回の山本憲資さんのレストラン案内は、ポップアップレストランの楽しみ方について。ポップアップレストランとは、有名店などがすでにあるお店や空いた店舗などを間借りして、期間限定で出すお店のこと。この冬、ふたつのポップアップレストランを堪能した山本さん、いったいどんなお店だったのでしょうか?

世界の名店を渡り歩いてきたシェフの料理を味わう

期間限定で行われるポップアップレストランといえばマンダリンオリエンタル東京での「NOMA」が巷では話題だけれど、なんだかちょっと尻込みしてしまって、実は何度かお誘いいただいたんだけど、結局僕は不参加にしてしまいました。ただ、今回はそれに勝るとも劣らない内容のイベントなのではと個人的には思っている、最近行ってきた二軒のポップアップレストランをご紹介。

一軒目は友人の太田哲雄シェフが一時帰国中で、彼が料理を振る舞う会に参加してきた。太田シェフは現在ミラノを拠点にしているが、同じくイタリアの「ピエモンテ」や、泣く子も黙るスペインの「エルブジ」、そしてペルーの「ガストン」などなど世界各国の名店でシェフとしての研鑽を積んできた。この日は、氏の料理を過去この連載にも登場した中目黒の「THE WINE STORE」の奥の角打ちスペースで、小さなキッチンを囲みながらでスタンディングで味わうという、なんとも楽しい趣向。

この日のテーマは、シェフが料理人としても食べ手としても最も惹かれるというペルー料理。イベント自体も「Peruvian Night(ペルーの夜)」と銘打っての開催である。ペルー風のピクルスから、自身の修行していたレストラン「ガストン」で作られていたセビーチェ、メヒカリのパニーニに、鴨のパクチー入り炊き込みご飯など、普段は東京でなかなか食べられない内容に、「THE WINE STORE」のオーナーの横川かおりさんがメニューごとにワインをピックアップ。このセレクトのセンスが最高で、なんとも贅沢な組み合わせなのである。

実は、太田シェフが前回帰国していたときも同様のイベントが同じ場所であって、そちらも参加させていただいていたのだが、その時も満足度がすごく高かった。それは僕だけではなかったようで、今回は過去の参加者とその周りの人の募集だけで席が早々に埋まってしまったらしい。次回のイベントも、すでに今から楽しみである。

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フィットする晩餐

山本憲資

世界中の人の「欲しい」と「持っている」で繋がるウェブサービス「Sumally」の代表である、山本憲資(やまもとけんすけ)さんの連載がスタートしま す! 32歳という若さにして、膨大な数のレストランに通い、「食」にただならぬ情熱を注ぐ山...もっと読む

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yukidarumaa ポップアップレストランの愉しみ方| 5年弱前 replyretweetfavorite