※牧村さんに聞いてみたいことやこの連載に対する感想がある方は、応募フォームを通じてお送りください! HN・匿名でもかまいません。
「好きなものは好きだからしょうがない!!」
そんなタイトルのもと、全寮制男子校を舞台に、イケメンや美少年たちが華やかな恋愛模様を繰り広げる——
通称「好きしょ」と呼ばれたそのBL作品は、同性愛に強いタブー意識を持っていた思春期の私にとって、タイトルだけでものすごい勇気になりました。「そっかそうだよね、好きなものは好きだからしょうがないよね」……って。
ところが原作は18禁。当時18歳に満たなかった私は、当然「好きしょ」を楽しむこともできません(まぁ、18禁BL同人誌を15歳が描いてたりするところがBL界隈の不思議なところでもありますが)。よって私は、原作が全年齢版のテレビアニメになって放映されるのをワクワク待機していました。
そしていよいよ放映された、注目のテレビアニメ第1話。正座待機して息を飲み、震える手でリモコンを握りしめた(※家族が来たらすぐチャンネルを回してごまかせるように)、気になる第1話のサブタイトルは……
「キライなものはキライ!」
……あっ、はい。 そうっすよね。 サーセン。
私はすっかり忘れていたのでした。「好きなものは好きだからしょうがない!!」が成り立つなら、「嫌いなものは嫌いだからしょうがない!!」も同時に成り立つということを。(まぁ、そこから始まるドラマが同作の見どころでもあるわけですが。)
ともあれ今回は「同性愛を嫌うこと」について、とってもシンプルかつ根本的な疑問を頂いたのでご紹介します。
質問です。そもそもなぜ同性愛は嫌われたり、法律で禁止されたりと、マイナスの視線ばかり受けるのでしょうか?
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。