一気飲みの危ない遊びが中国でブーム!“酒は百薬の長”は果たして本当か?

いま中国では、強いお酒を一気飲みする動画が世間を賑わせているそうです。それも白酒といって、ウィスキーよりもつよーいお酒。だけど、昔の中国では「酒は百薬の長」といって、子どもからおじいちゃんまでたしなんでいたとか……!? 昔はみんなお酒に強かったのか、昔の薬酒になにかシカケがあったのか。
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服用前の注意「薬酒にご用心」

中国では強い酒に漢方薬を漬けた薬酒作りが盛んです。中国各地を巡ると、漢方薬入りの酒や、ヘビが漬かった酒などを目にすることは珍しくありません。また漢方薬を酒に漬けて自家製の薬酒を作る人もいます。

現在の中国で薬酒を作るときに使うのは、中国を代表する蒸留酒“白酒バイジュー”です。

コウリャン(モロコシ)から造る白酒のアルコール度数はかなり高く、伝統的な製法では低いものでも41度、高いものでは65度にもなります。

ウイスキーが30後半から50度くらいだそうですから、白酒はウイスキーより強いんですね。

ちなみにヘビ酒は異様に生臭い場合があるので、興味本位で呑むと後悔します。ついでに言えば私が空港で足止めされる原因となったヤモリ酒は甘くてベトベトでした。どちらにしても薬酒をたしなむには注意が必要です。


『紹興校定経史証類備急本草. 巻5』王継先(国立国会図書館デジタルコレクションより)

中国で危ないブーム“三斤哥(1.5リットル兄さん)”

不思議なことに人間には“たくさん酒が飲める”ことを自慢したい心理があるようで、去年ごろから白酒を三斤(およそ1.5リットル)一気飲みする動画を動画投稿サイトにUPする人が現れるようになりました。

動画をUPした男性は白酒を“三斤”飲むから“三斤哥(三斤兄さん)”と呼ばれたのですが、その後、三斤哥と張り合うように、四斤哥、五斤哥、ついには八斤哥まで現れました。

酒は酒でも、この人たちが飲んでいるのが、白酒という強烈な酒だからこそ“あんなに強い酒を大量に飲むなんてスゴイ!”となるわけです。

そんな中、今年(2015年)1月16日。次のような報道がありました。

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申し訳ないほどおもしろいサブカル漢方大全

村上文崇

近年、すっかりメジャーな療法として知られるようになった漢方。生理痛や不眠症など、さまざまな症状に効く伝統的な東洋医学として認知されています。けれど漢方には、知られざるもう一つの顔があるそうで……。養生医学研究協会の会長にして、上海で現...もっと読む

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sobersobersober 一気飲みの危ない遊びが中国でブーム!“酒は百薬の長”は果たして本当か ? https://t.co/czoFpiQztb ニコラシカやテキーラなど自分に覚えがない訳ではないけど、誤嚥や急性アル中などで命を落とすことがあるから、一気をする際は注意。お酒が勿体無くて最近はやらないけど 約5年前 replyretweetfavorite