それでも僕は、外科医をやめない

患者さんと恋に落ちるとき

今回の雨月氏は、誰もが気になるところの「医者と患者の恋愛事情」について語ります。医者といってもひとりの人間ですから、患者さんがすごく魅力的なときは、ドキドキしたりもするそうです。

みなさんこんにちは、外科医の雨月(うげつ)メッツェンバウム次郎です。

正月も終わり、いよいよ通常業務になりました。病院でも、年末に一時的に減った入院患者さんは、もういつもの人数です。

さて今回は、「お医者さんは患者さんと恋に落ちることはあるのか?」というお話をしたいと思います。

みなさんが病院にかかると、まず「外来」に行きますからそれなりに年配の、40歳台より上の医師に会いますよね。

では、若い医者はどこにいるのか?

若い医者は、大きな病院で「病棟主治医」として入院患者さんの担当医師をやるので、外来には出ないんです。

ですから大きな病気にかかって、入院するようなことがないと若い医者にはあまり会えません。

そんな若い医者と、患者さんが恋に落ちること……とってもまれですが、たまにあります。

病院で働いていると、たまーに、「あれっ」と思うほど美人だったり、すごくタイプの患者さんと会うことがあります。我々医者も人間ですし男ですから、そんな時は微かに心ざわめきます・・・が、淡々と診察する術は心得ております。「コホン」なんて咳払いしたりして。

ですが、診察という行為ってそもそも、身体をじっくりと見る行為じゃないですか。胸の音を聴診器で聞いたり、お腹のを触ったりと、たとえ若い女性の患者さんでもちょっとは服を脱いでもらう必要があるのです。

そんな時私は、看護師さんに必ず同席してもらって診察をすることにしています。なぜなら、医者の「チカン冤罪」防止に、とても重要だから。考えてみれば、密室の診察室で女性を脱がせ体を触るので、「キャ—!」なんて声を上げられるとコレは反証するのがとても難しい。お医者さんの教科書にも、「若い女性の診察は、トラブルを避けるため必ず女性看護師を同席させること」なんて書いてあるくらいなんですよ。

実際、医師の診察室での盗撮事件、チカン事件はたまに報道されていますね。

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それでも僕は、外科医をやめない

雨月メッツェンバウム次郎

高学歴エリート集団だと思われがちな外科医の世界は、実は、毎日人を切り刻んでる特殊な世界です。現役医師が語る外科医の世界は、とっても不思議な世界。毎日、さまざまな患者さんと接し、手術をするなかで感じたことを、ありのままに語ります。not...もっと読む

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