vol.4 「コミュ障」こそ、コミュニケーションの価値を知っている

コミュニケーションは人間にとって本来楽しい営みである、と語る吉田尚記さん。さらに、コミュニケーションには「人の命を守る」という究極的な役割もあるそうで……。 SNSの発達によるコミュニケーションのあり方の変化や、誹謗中傷を受けた時の吉田さんのメディア・リテラシーも明かされる、特別インタビュー最終回です。


©ヤスダスズヒト

「人を殺しちゃいけない」理由と、コミュニケーションの関係

— コミュニケーションの基本をご紹介いただいたところで、ひとつ気になることがあります。

吉田尚記(以下、吉田) どうぞ、何でしょう。

— 「コミュ障」を自称しているような人は、今までにコミュニケーションで傷ついてきた人だと思います。そうした人たちは、「コミュニケーション能力は練習して身につける技術であり、誰でも上達できる」と言われても、やっぱり乗り気になれないのではないかと思うんですが、いかがでしょうか?

吉田 コミュニケーションのことを本当にどうでもいいと思っている人は、人とのコミュニケーションでは傷つかないと思うんです。傷つくということは、コミュニケーションに価値があると思ってるからです。たしかに過去に傷ついてきた以上、もうコミュニケーションなんてとりたくないと思ってしまうのは仕方ありません。でも、今回の本で紹介しているような技術は、そういう人にこそ役立つはずです。

— コミュニケーションで傷つかない方法も書いてあるということですか?

吉田 むしろそれしか書いてないです。コミュニケーションの目的を間違えないだけで、傷つく確率は著しく下がりますからね。「コミュニケーションは気持ちよくなるため」とか「楽になるため」ですが、さらに「自分が死なないため」の必須の営みでもあるんです。

— そうなんですか?

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なぜ、この人と話をすると楽になるのか—吉田尚記インタビュー

吉田尚記

ニッポン放送のアナウンサーでありながら、放送業界で1、2を争うオタクとしても知られ、イベントの司会やアニメの制作総指揮まで、休みなく活躍している吉田尚記さん。年間1000人もの人と会うという吉田さんが、コミュニケーションの秘密を明かす...もっと読む

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コメント

ora109pon 「コミュ障」こそ、コミュニケーションの価値を知っている | 3年以上前 replyretweetfavorite

consaba #planets9 #unoradio 5年弱前 replyretweetfavorite

hirarisa_ |なぜ、この人と話をすると楽になるのか――吉田尚記インタビュー https://t.co/9GP0vFPezI 5年弱前 replyretweetfavorite

yoshidahisanori そして出版記念インタビュー最終回!本にかいてないことも! #yoshidabon 5年弱前 replyretweetfavorite