三浦貴大「ルパン三世やゴルゴ13に憧れて、目指した俳優の道」

デビュー作『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』でいきなり日本アカデミー賞新人俳優賞等を受賞し注目を浴び、大学時代の4年間、ライフセービングで鍛えた健康的な身体が『リボビタンD』のCMはお茶の間で話題に。1月31日公開の映画『繕い裁つ人』にも出演中で、いま最も勢いのある俳優として名前があがる三浦貴大さん。そんな三浦さんに、俳優業を目指したキッカケから、意外とインドアだというそのプライベートの様子まで伺ってきました。

三浦貴大がいま輝いてる3つの理由

いきなり数々の新人賞を受賞!
デビュー作『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』でいきなり日本アカデミー賞新人俳優賞や報知映画賞新人賞を受賞!

『リポビタンD』のCMに抜擢されるほどの肉体派!
大学時代にやっていたライフセービングで鍛えた肉体がかわれ、ファイト一発でお馴染みの『リポビタンD』のCMに抜擢される。結果お茶の間の人気も得た!

2015年はすでに6本の映画に出演が決定!
1月31日公開の『繕い裁つ人』をはじめ、『リトル・フォレスト冬/春編』、『マンガ肉と僕』、『種まく旅人~くにうみの郷~』、『進撃の巨人』、『サムライフ』など、すでに6本の映画出演が決定!

俳優=就活のひとつの選択肢

— 新年早々に公開予定作『繕い裁つ人』が控えている三浦さんですが、実は俳優デビューからまだ今年で5年目なんですね。三浦さんが俳優を目指されたのは、大学を卒業するときだと伺ったのですが、きっかけはなんだったんですか?

三浦 それが……実は大きなきっかけってないんですよね。だから、その質問をされると、毎回困ってしまうんです(笑)。

— じゃあ、「なんとなく」というところですか?

三浦 あえていうとすれば、大学も卒業してしまうし、仕事を探さないと、と思ったのがきっかけですね。周囲が就職活動を始めたので、「僕も何か始めないと!」と焦って、色々考えた末に選んだのが俳優だったんですよね。言ってしまえば、就活の一環です。

— なるほど。就職活動として、自分が何をやりたいのかを見つめなおされたわけですね。

三浦 もともと僕は飽きっぽい性格なんです。だから、もし将来、自分が仕事をするのであれば、毎日同じ会社に通って、給料をもらって……といったサラリーマン的な生き方をするのが想像つかなかったんですね。それよりは、「この仕事をしたらいくらお金がもらえる」「その次はこの仕事」というような、ひとつひとつ毎回自分が勝負をしなきゃいけなくて、そのたびに報酬がもらえる仕事がしたかったんです。そういう意味で、俳優とは、「毎回勝負しなければならない仕事」だと思ったので、自分には向いているなぁ、と。

— サラリーマンのように安定した仕事、というよりは、どちらかというと、職人的な生き方のほうが合っていると思われたんですね。

三浦 実はルパン三世やゴルゴ13に憧れていて、「自分の能力を使って、腕一本でお金を稼いで生きていく」ということに挑戦してみたかったんです。それに、そういう仕事ならば、飽きっぽい僕でもきっと飽きずに仕事をしていられるなと思ったんです。たまたま父親が俳優業をやっていたので、職業的には小さい頃から身近でもありましたからね。本当に、漠然とした理由なんです(笑)。

— 小さい頃は、俳優業に対してはどう思われていたんですか?

三浦 実は小さい頃は、俳優業に対する具体的なイメージってまったくなかったんですよね。父親とも仕事の話はしたことがなかったですし、撮影現場にも見に行ったことがないんです。だから実はあまり具体的なイメージは持たずに、俳優になったので、いまはやりながら「あぁ、こういう仕事なんだな」と段々と理解していっている感じですね。

肉体派に見えて、かなりのインドア派

— 俳優になってみて、ルパン三世的な仕事だなって思うところはありますか?

三浦 そんなに、派手な仕事じゃなかったですね(笑)。俳優って、なんだかすごく華やかなイメージがあると思うんですが、でも、本当は華やかなことなんて別にひとつもないんです。撮影に入ればいつもロケ弁を食べていますし、朝から晩まで延々と撮影をしていますし。でも、僕の性格にはとても合っているような気がします。

— といいますと?

三浦 先ほど言ったように、僕はすごく飽きっぽい性格なので(笑)。ひとつの作品を大体1か月、長くて3か月くらいかけてみんなで作って、ひとつの作品が出来上がったら、みんなまたバラバラになっていく……という映画の作業工程は、すごく自分の性格に向いていますね。

— たしかに毎回メンバーが変わるので、新鮮ですよね。

三浦 あと、僕はもともとインドアな性格なので、普段から家にこもっていることが多いんです。撮影のない日に、自分の部屋で机に向かって台本読んだり覚えたりという作業をしているのが、苦にならないんですよね。もちろん、まだ5年目なので、これからどんどん考え方も変わっていくのかもしれないですけど。

— ちなみにインドアとおっしゃられていますが、お家でなにをなさってるんですか?

三浦 なんもしてないですね……。趣味というものがあんまりないんですよ。部屋でネットを見ているくらいです。

— そうなんですね! 三浦さんは大学でもスポーツを学んでらした上、『リポビタンD』のCMにも出演なさっているぐらいの肉体派なので、休日はアウトドア派かと思ってました。

三浦 いやいや! もともと水泳はずっとやっていたんですけれども、運動は全然していないですね……。そもそもあまり筋トレとかもしたことがないタイプなので……。

— じゃあ、スポーツをしてきたことが、俳優業に生きているなと思ったことはありますか?

三浦 ずっとライフセービングをやっていたから、体力だけはありますね。人より疲れないというのは、僕の長所なのかな……と。また、ライフセービングは自分たちのミスで人が怪我をしたり、人が死んでしまったりというのがありえる世界なので、非常に緊張感がある仕事だと思うんです。だから、自然と体力は身につきますね。
そういう面で言えば、俳優は結構無茶をしても生死に関わることにはならないので、色んな挑戦ができるかなと思っています。


次回自分のことを「芝居がうまい」と思ったことは一度もない』は、1/27(火)更新予定。

三浦貴大(みうら・たかひろ)

1985年生まれ。俳優。2010年に映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』でデビュー。主な映画出演作に『SPACE BATTLESHIPヤマト』『忍たま乱太郎』『乱反射』『麒麟の翼~劇場版・新参者~』『わが母の記』『あなたへ』『ふがいない僕は空を見た』『キッズ・リターン 再会の時』『永遠の0』『リトル・フォレスト(夏編・秋編)』などがある。公開待機作に『サムライフ』『進撃の巨人』『種まく旅人~くにうみの郷~』『マンガ肉と僕』『リトル・フォレスト(冬編・春編)』など多数あり、今注目の若手俳優の一人である。1月31日には、三島有紀子監督作『繕い裁つ人』が公開。

構成:神田桂一 写真:小島マサヒロ


『繕い裁つ人』
1月31日(土)より全国ロードショー
(c)2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
監督:三島有紀子『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』
原作:池辺葵「繕い裁つ人」(講談社 Kiss) 衣装:伊藤佐智子 脚本:林民夫 
出演:中谷美紀 三浦貴大 片桐はいり 黒木華 杉咲花 中尾ミエ 伊武雅刀 余貴美子
配給:ギャガ  ©2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会

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いま輝いているひと。

cakes編集部

あの人は、どうして輝いているのか。いま目が離せないあの人に、たっぷりお話を伺います。

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pokke cakesで俳優の 約4年前 replyretweetfavorite

chaosbrave 後で読む。 約4年前 replyretweetfavorite