発見を生み出すアウトプットの作り方

データを分析するだけでなく、どう見せるかもビジネスの現場では重要とされます。
分析したデータを分かりやすく見せるコツを 電通のデータサイエンティスト、近藤康一朗氏にお聞きしました。
12/17発売『データプレゼンテーションの教科書』から気になる収録内容をお伝えしていきます。

ニコニコ動画のデータを分析してダッシュボード化してみた


電通 統合データ・ソリューションセンター データ・マネジメント部 データサイエンティスト 近藤 康一朗 氏

 ビジネスの現場では、データの分析はもちろんですが、得られた”発見”をビジュアルに落とし込み、「伝わる」ようにすることも重要です。分析が優れていても、ダッシュボードをうまく作れないと、分析結果を見る相手に、肝心の発見が伝わりにくくなってしまいます。

 例えば、ダッシュボードを作るときには、まずデータを分析して得られた結果の中から、何を可視化するのかを選びます。次に、それをいくつのビジュアライゼーションで表現するかを思案し、それぞれのビジュアライゼーションについて、色や形、サイズ、テキストといった「データを表現する要素」をどのように使えば、伝えたいことが相手に最も効果的に伝わるかを考えます。

 一般的に、表現したいものによって、適当とされるビジュアライゼーションはほぼ決まっています。例えば、時系列の推移を追うときは折れ線グラフか棒グラフ。シェアを示すときは円グラフという具合です。これらを組み合わせてどのように見せるかが、腕の見せどころになります。私の場合、手でスケッチを描き、こうしたプロセスを考えるようにしています。

 下に、「ニコニコ動画」に関して集めた様々なデータを、ダッシュボードを改善して、より分かりやすく見せた例を示しました。すべての動画から、特性を絞り込んで、全体との違いを見るための「俯瞰ダッシュボード」と、特性を絞り込んで、その詳細を見る「分布ダッシュボード」の2つです。

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図解と数字で説得する! データプレゼンテーションの教科書

日経ビッグデータ編集部

多くのビジネスパーソンは昨今、データ分析に加え、得られた答えや発見を図解やビジュアルの形で分かりやすく示す「プレゼンテーション」能力も身に付ける必要に迫られています。そこで、図解を使ってメッセージを分かりやすく伝える方法論から、最先端...もっと読む

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inagakijunya 電通のデータサイエンティスト、近藤康一朗氏 https://t.co/88ixJ8kNwn 日経ビッグデータより http://t.co/YVcyuiJOqq 5年以上前 replyretweetfavorite