年末年始に冒険したい! キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜』展

2014年ももうすぐ終わり。年末年始は里帰りもおっくうで東京でまったり過ごすという方、東京渋谷、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜』展」に足を運んでみてはいかがでしょうか? キャプテン・クックといえば、18世紀に世界一周の航海に出た冒険家。クック隊がゆく先々で出会った植物図をながめて、彼らの夢に思いをはせてみましょう。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_banks/

ジェームズ・クックという名前に、聞き覚えはございませんか。18世紀の英国で世界一周の航海に出て、ニュージーランドやオーストラリア東岸にヨーロッパ人としてはじめて上陸した人物です。17世紀から続く大航海時代に、世界の海へと果敢に乗り出していった代表的な冒険家のひとりですね。

彼の最初の太平洋航海は、1768年から3年にわたり続いたもの。イギリス・プリマス港から出発したエンデヴァー号には、約90人の乗員がおりました。そのなかには、科学的調査を担う「科学班」も組織されていました。そのリーダーだったのが、ジョゼフ・バンクスです。植物学に関する深い興味と知見を持っていた彼は、同行した植物学者や画家とともに、世界中の未知の植物を採集し、記録をとっていきました。

その成果は、帰国後にまとめて出版することが計画され、印刷用の銅版も準備がなされておりました。が、結局はバンクスの生前には出版に至らず、20世紀後半になってようやくまとまったかたちで刊行されることと相成りました。

いずれにしても、バンクスの植物学の業績は、世界史上の金字塔ですよ。全743点に及ぶ植物図の集積は、『バンクス花譜集』と呼ばれております。色鮮やかで繊細で、学術的な重要性を離れても、ひたすらひとつの表現として美しい。観る者を瞬時に魅了する力がございます。

そんな図譜のなかから、厳選した120点を実際に目にする機会がやってまいりました。東京渋谷、Bunkamuraザ・ミュージアムでの「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜』展」です。

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アート・コンシェルジュからの便り

山内宏泰

世に“アート・コンシェルジュ”を名乗る人物がいることを、ご存じでしょうか。アートのことはよく知らないけれどアートをもっと楽しんでみたい、という人のために、わかりやすい解説でアートの世界へ誘ってくれる、アート鑑賞のプロフェッショナルです...もっと読む

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nono_suga どこより早い展覧会案内ーー 5年以上前 replyretweetfavorite