いつも闘ってしまうことになる面倒くさい男」の自叙伝—はじめに

学生時代に起業、マザーズ上場、そして逮捕・服役……。42歳という若さながら、数々の出来事を経験してきた堀江貴文さんが激動の半生を記した自叙伝『我が闘争』(幻冬舎)が刊行されます。cakesでは2015年1月15日の発売日に先駆けて内容の一部を特別公開。まずは、刑務所での服役中に堀江さんが自叙伝の執筆を思い立ったきっかけが明かされます。

 これは僕が長野刑務所で服役していた時に書き始めたものだ。

 生まれて最初の記憶から現在までを時系列で辿っていく、いわゆる自叙伝ということになる。 これまで沢山の本を書いてきた。会社の作り方、マネー術、人生論、小説などジャンルも様様だが、それらの中で自分の過去のこと、特に子どもの頃や学生時代の話をまとまった形で文字にすることはなかった。

 なにも隠してきたわけではない。

 読者にとって有益な情報を伝える際に、背景や説得材料として過去のエピソードが必要であれば、その都度持ち出すことも厭わなかった。しかし過去を書くことそのものを目的とした本は1冊もない。

 なぜなら僕自身が過去を振り返るという行為になんの意味も見出せなかったからだ。

 過ぎ去った時間に思いを馳せるなんて、暇な人間のすることだと考えていた。

 23歳で起業して以来、僕に暇な時間は皆無だった。

 どんな人にも時間だけは平等に与えられている。時間あたりの作業効率と判断のスピードを極限まで上げていかなければ、僕のやりたいことは到底実現できなかった。そしてそこでの基本は、今現在目の前にある案件にありったけの集中力を動員すること。今書いているメール、今話している相手、今見ているニュース、今考えているビジネスプラン。とにかく今、この瞬間に集中するのだ。

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この連載について

ぼくはいつも闘ってきた—堀江貴文自叙伝

堀江貴文

23歳で起業してから寸暇を惜しんで働き、さまざまな事業をたちあげてきた堀江貴文さん。しかし、2006年1月に逮捕され、2011年6月からの約1年9ヶ月を刑務所で過ごすことになります。自分の好きなことを自由にできなくなったその期間に、堀...もっと読む

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コメント

awalibrary >没落した日本、喪失感から過剰に日本を礼賛し、中韓をバッシング<  日本人を非難して、日本人から尊敬された日本人はいない。  ホリエモンは、目先のアクセスやフォロワーの数に捉われることなく、 同胞が目ざすべき未来を指ししめすべきだ。 https://t.co/5FpVfXiFCm 約1年前 replyretweetfavorite

Kanaerror 今年最初に買うのは、この本かな。闘う…とか言われたら、読みたくなる。 > 2年以上前 replyretweetfavorite

baberuboburu32e https://t.co/piBBlVuH76 もう直ってます、さすが仕事が早いですね。@takapon_jp 間違ってますね。訂正してもらいます。 2年以上前 replyretweetfavorite

19031903 過去を振り返るのはらしくないけど、興味深いな。「我が闘争」タイトルが秀逸だ。 2年以上前 replyretweetfavorite