衝撃を受けた、食材の「本当の味」—佐々木俊尚(ITジャーナリスト)vol.2

家での肉の最高においしい食べ方を追求した肉マニア本『大人の肉ドリル』が好評の松浦達也さんが、気になる「食」の人、「肉」の人に会いに行く新連載。ITジャーナリストの佐々木俊尚さんをゲストに迎えての第2回では、なんと佐々木さんの手料理をふるまっていただくことに。ご自宅での食事はいつも自炊しているという佐々木さんがすすめる、手軽につくれて寒い冬にぴったりの「肉ごはん」とは?

本日のメニューは?

松浦達也(以下、松浦) 今日は「肉」料理も振る舞っていただきながら、お話も伺うというたいへん図々しい企画に乗ってくださってありがとうございます。

佐々木俊尚(以下、佐々木) リクエストされましたから(笑)。でもうちの台所、古いけど大丈夫かな。築33年の賃貸物件で台所の設計もその当時の仕様ですし。

松浦 おお。でも、オール電化じゃないですか。

佐々木 でもこのミーレもIHじゃなくて電熱コンロ。ちゃんと熱くなります(笑)。設備もすべて当時のままなんです。後から買い足したものも、ダイヤル式のしょぼい電子レンジと、使いすぎて、ほとんど風が回らないデロンギのコンベクションオーブン。

松浦 ミーレはドイツ、デロンギはイタリアの家電メーカーですよね。そしてコンベクションオーブンは、庫内にファンで空気の対流を起こして均一に食材を加熱する機能がついたオーブン。デロンギは家庭用のコンベクションオーブンでは世界的なシェアを誇っている。

佐々木 誰に説明してるの?(笑)

松浦 ま、まあ、いいじゃないですか。ところで今日は何を作っていただけるんでしょうか。そこにル・クルーゼの鍋がありますが。

佐々木 肉料理ってあまり作らないんですが、今日は大根と一緒にスープにしましょうか。地味な料理ですけど、寒くなってきましたし。

松浦 滋味にあふれてますね!

佐々木 ……。さて、つくりましょうかね。

家めしは外食より早い

松浦 ところで佐々木さんが料理をするようになったのはいつ頃からですか?

佐々木 (作りながら)大学に入って、本格的に山登りをやるようになってからですね。その後、料理については大きな転機は2回ありました。一度目は2001年に結婚したとき。

松浦 あ、以前「食♡男子は好きですか?」というトークイベントで奥様の松尾たいこさんとご一緒させていただきました。そのときに「私、料理しないから、もう本当ラッキーで!」とおっしゃってました(笑)。

佐々木 結婚してからしばらくは、外食もしてたんですよ。いわゆる"美食"好きの方が行くようなレストランにもプライベートでときどき行っていましたね。

松浦 いまは外食されないんですか?

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たまごはん/にくごはん

松浦達也

人は肉によってのみ生きるものではない。もちろん卵によってのみ生きるものでもない。誰かと交わす、ひとつひとつの言葉によって生かされるのだ――。と誰が言ったか言わないか。食べるも口ならしゃべるも口。酸いも甘いも卵も肉も噛...もっと読む

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コメント

babakikaku_m ありがとうございますーw この前著者さんから 6年弱前 replyretweetfavorite

GeeeeN2525 この前著者さんから 6年弱前 replyretweetfavorite

mariemarietrip お、ここにもファスティング愛好家が。→ 6年弱前 replyretweetfavorite

babakikaku_m cakesの「肉食巡礼」、佐々木俊尚さん編、第2回UPされましたー。もうちょっとでありつけそう! 6年弱前 replyretweetfavorite