20代独身男子たちの非現実的なホンネ
ここで、女性たちの結婚相手候補となる独身男性たちは、専業主婦願望の高まりをどう受け止めているのでしょう?
そこで、20代の独身男子たち5人に集まってもらい、話を聞いてみることにしました。彼らは、専業主婦を夢見る独身女子たちにとって、もっとも結婚の対象になりそうな比較的モテ系のサッカー男子たち。モテ系といってもバブル期の肉食男子のようなタイプではなく、四年制大学を出て堅実に就職し、数年以内には年収600万円以上は見込め、週末は趣味のサッカーを楽しむ。そして、そこそこ恋愛もしてきた、というリア充男子たちです。
その5人の男子たちに、結婚に関するいくつかの質問をし、思うところを好き勝手に答えてもらいました。その結果、私はイマドキ独身男子たちの驚くべき結婚観を目の当たりにすることに……。とにかく、その一部をまとめましたので、まずはこちらを読んでいただきたいと思います。
藤田 28歳。商社勤務。彼女あり(同じ会社の後輩、交際歴2年)。
森野 24歳。アパレル会社勤務。彼女あり(同じ会社の同期、交際歴2年)。
向井 28歳。IT関連会社勤務。彼女なし。
西田 25歳。放送局勤務。彼女あり(合コンで出会った会社員、交際歴1年)。
松尾 22歳。某有名私立大学の理工学部4年生。メーカーの理系部門に内定している。彼女なし。
働いていてもいいけれど……
——最近、20代女子の専業主婦願望が高まっています。皆さんのうち、妻が専業主婦になってもOKという人は?
藤田 俺は全然OK!
向井 僕も別にOK。
西田 俺はOKどころか、むしろ歓迎かも。妻の収入がゼロでも気にしない!
森野 え~、僕は奥さんにも働いてほしいなぁ。
松尾 どっちでもいいけど、僕の場合、就職が決まっている会社は転勤が多いんだよね。だからそのときは、仕事は辞めてついてきてほしい。自分の家族もそうだったしね。
藤田 でもさ、合コンとかで、初対面の女のコにいきなり〝家庭に入りたい〟アピールをされると、それはそれで嫌じゃない?
西田 でも、そういう女のコ、結構いるよな。「結婚したら主婦がいい」とか言うコ。あれって何目的?
藤田 それって、家庭的なイメージを出して成績を上げようとしているだけの気もするけどね。
西田 今の彼女も、専業主婦になりたい雰囲気をプンプン出してるんだよね~。こないだ、「会社辞めたいな~」ってそれとなく言われたし……。
松尾 そういうこと言われたときって、どういう気分なの?
西田 いや~、結構意識するよ。彼女の母親も専業主婦だったから、「当然自分も」と考えてるだろうしなあって。なんとなく、このまま彼女に押し切られて結婚しそうな気がするんだよね……。
向井 なんか僕も彼女ができたらそうなりそう……。
藤田 いや、俺は狩られないぞ!
自分より先に家に帰っていてほしい
——女性たちは、夫の年収が600万円あったら仕事を辞めて専業主婦になりたい、と考えています。皆さんは、自分の収入だけで家族を養っていく自信がありますか?
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