人類に生きる価値がない理由は○○です— ロボットは人間を超えた vol.3

ロボットの人権が問題になったり、ロボットが人間の仕事を奪って雇用機会が減ったりすることも考えられます。そんな「ロボット中心社会」は、近い将来やってくるのでしょうか? いつかロボットに支配される社会がくるのでは……と心配する海猫沢めろんさんの疑問に、石黒先生が答えていきます。

デパートで実際にアンドロイドを働かせてみた!

ここ数年、日本では人型のロボットやアンドロイドが盛り上がっています。今取材している石黒先生のジェミノイド、週刊デアゴスティーニのロボット特集、ソフトバンクのPepper、新宿のロボットレストラン……。


石黒先生の講演スライドより

しかし、ロボットが生活に溶け込んでいるとはまだまだ言いがたいのも事実。はたして、実際のぼくらの生活のなかに人型のロボットがいたら、みんなどういう反応をするのでしょうか。あんがい使えないんじゃないのかなあ……?
と、疑り深いぼくは思ってしまいましたが、なんと、石黒先生は難波の高島屋でアンドロイドを実際に働かせる実験を行ったそうです。

さすがに音声認識で対話するのは難しいので、お客さんが聞きたいようなことをプログラムに書いておき、4択くらいの回答パターンを用意して、これを読みあげる方式で接客したのだとか。結果、2週間でこのアンドロイドは服を40着売ったそうです。普通、人間のスタッフが20人しか接客できないところを、アンドロイドは1日45人接客。最終的にはトータルで売上が前年度比1.5倍くらい上がったというのです。

いや……驚きです。なぜこんなことがおきるのでしょう?

理由は二つあると石黒先生は言います。

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“すこしふしぎ”な科学ルポ

海猫沢めろん

漫画家・藤子不二雄氏はかつて、SFを「すこし・ふしぎ」の略だと言いました。そして現在。臨機応変に受け答えするSiri、人間と互角以上の勝負を展開する将棋ソフト、歌うバーチャルアイドル初音ミク、若い女性にしか見えないヒューマノイド……世...もっと読む

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コメント

uminekozawa 人と機械の境界を探るルポエッセイ 4年以上前 replyretweetfavorite

sinpost2 高島屋の実験で、ロボットの店員さん方が1.5倍 売上多かったそうな。 https://t.co/9066NoTRF5 なので、この方の仰るとおりだと思う。 人間は買うか買わないかをコントロールされたり、... http://t.co/e3z4gqdmZc 約5年前 replyretweetfavorite

toremorosuramu 以上のことは、この記事を読んで考えたよ!面白い!! https://t.co/TtRXhGu646 約5年前 replyretweetfavorite

arikuiaruku "人間は、他の生物と自分をわけて特別だと思いたいんです。自分は機械よりも優れている、と。それは完全に差別です。でもね、一方で困るのは、差別がなくなったら能力で区別することになるわけです。" https://t.co/mhMZlKgjRf 約5年前 replyretweetfavorite