自民党に投票した人は投資信託を買え!?

先週末に開催された衆議院議員の総選挙。結果は、自民・公明の連立与党が全体の3分の2の議席数を維持し、勝利しました。経済政策も現状が継続されると予想される今後の日本はいったいどうなるのでしょうか。「アベノミクス」が実施された2年間の変化をひもときながら川上慎市郎さんが提案するのは「投資信託を買うこと」!? その真意をぜひ今回のコラムでおたしかめください。

昨日、2年ぶりの衆議院議員選挙が終わり、自民・公明の政権与党が解散前の議席数を守り勝利するという結果が出ました。

このコラムでは、2年前の衆院選の後にも安倍新政権の経済政策「アベノミクス」の展望と課題について書きました。今回も、衆院選の結果を踏まえた今後の経済のことについて少し書いておきたいと思います。

国民の審判は「現状維持」を示唆

この2年間のアベノミクスの結果とその評価については、さまざまな経済学者のコメントがすでにインターネット上に多く掲載されていますので、ここでは特に詳しくは述べません。ただ、原油安や原発の再稼働が進まないなど逆風の要素もありつつ、ここまでのところ株価・物価・為替・雇用などの数字はいずれも、その前の民主党政権時代と比べて大きく好転しました。

今年4月に実施された消費税率の8%への引き上げも、いろいろな意見はあるでしょうが、97年の橋本内閣当時のような経済的大混乱を引き起こすことなくやりおおせることができたのではないかと感じます。来年10月からの再引き上げの延期は、経済の好転が賃金の上昇につながるタイムラグをにらみながら、むしろさらなる経済成長へのアクセルを踏むための一手として、それなりの評価はできるのではないでしょうか。

そうした雰囲気を反映し、衆院選は自公連立政権がほぼ2年前の議席数を維持し、野党も極右政党以外の党がほぼすべて議席を伸ばすか維持するという、「敗者のいない」結果となりました。

さて、そうした「現状の政策路線の維持・継続」を指し示す国民の審判が下ったわけですが、これからの日本経済はどうなるのでしょうか。

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川上慎市郎

グロービス・マネジメント・スクールでマーケティングを教える川上慎市郎さんが、若手ビジネスパーソン向けに、マーケティング、メディア、そして教育について、深くやさしく解説をします。かつて有名ブログ「R30::マーケティング社会時評」を運営...もっと読む

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コメント

UngaTone 民主党政権時代と比べて大きく好転しました。 だって 笑。 5年弱前 replyretweetfavorite

su_3 「アベノミクスの2年間で日本企業は「ますます割安になった」」 5年弱前 replyretweetfavorite