奢ってあげる

林伸次さんのお店・bar bossaにいらっしゃる花屋のお客さん、とても可愛らしい女性で、お客さんにナンパされることもよくあるのだとか。店員さんと仲良くなるために大事なのはどういうことかについて、今回の原稿を書いてみた林さん。途中でその花屋さんに見せたところ、「全然わかってない」との指摘を受けたとのこと。さて、林さんは何がわかっていなくて、どうすれば店員さんと仲良くなれるのでしょうか?

「お店でナンパ」は意外と多い

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

先日、お花屋さんで働いている可愛い女性が、そのお店の前を通りかかった男性に突然、ナンパをされたそうなんですね。

その男性、結構その場で猛アタックしたらしいのですが、営業の外回り中だったらしくお花を買っていかなかったらしいんです。

買わないでナンパってダメですよね。でもまあ営業中に花束を持ち歩くのもちょっと無理なわけだし、仕方ないかなとか言ってたら、その彼女が「林さん、何にもわかってないですね。その場で花束を5000円分買って、『これあなたに』って私にプレゼントすれば良いんです」と教えてくれました。

なるほど。自分には必要はなくても、そこでとりあえず買ってプレゼントするという手があったんですね。思いつきもしない作戦でした。

例えば宝石店で素敵な女性スタッフがいたら、「あなたはどれが欲しいですか?」って質問して、それをその場で買って、それをプレゼントするってアリかもしれません。ちょっとオジサンっぽいですかね。でもオジサンにはオジサンにしかできない「お金と気前の良さ」という表現方法もあるはずです。もらっても迷惑じゃないはずですし。

ところでよく思うのですが、ナンパにかぎらず物販のお店って何にも買わないで話だけしていく人がいるから大変そうですよね。「ここお店ですよ。話だけして帰るのはダメですよ。その店員、本当は今にも買いそうなあの人を接客したいのに困ってますよ」って教えたくなるようなシーンよく見かけます。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

RayShibusawa 男性が「」と思っている。 その通りだ―。男女関係にしろなんにしろ、「AしたからBして」は地雷だよなー。 https://t.co/EvVfmJNblZ 約1年前 replyretweetfavorite

Quishin グループ魂の“君にジュースを買ってあげる”を思い出した。 約4年前 replyretweetfavorite

3rd_hole 奢るのは、一緒に楽しい時を過ごしたいからかな。 約4年前 replyretweetfavorite