フクロウにアイドル性を求めて
なでksジャパンが帰ってきました! 帰ってきたよ! ただいま! と、言ってもほとんどの人がだれなんだよ知らねえよって感じだと思いますが、Ustream配信番組「なでksジャパンはいつもこうだ…。」に続いて、記事連載「なでksジャパンのアイドル桜梅桃李」がスタートします。
今回執筆いたしましたのは、私、長女の二宮なゆみと申します。
普段はモデルをやっています。長女と言ってもプロレスで言うところのフリッツ・フォン・エリックとワルドー・フォン・エリックのエリック兄弟みたいなもんで、本当の姉妹ではありません。我々なでksジャパンは、モデル、振付師、現役アイドルが勝手に作ったアイドル、特にグループアイドルが大好きな21世紀の叶姉妹。わかりやすく言うと、ただの仲良しグループです。こんな人たちにふたつも連載をさせるなんて、cakesさんてどうかしてますよね。というか担当の大熊さんがどうかしてますよね。プロレスや叶姉妹の例えは私が考えたのじゃないですから!
この連載は、メンバーが順番に書いていくので、他のメンバーについてはおいおい自己紹介が入ると思います。今回の記事にも出てくるので、名前くらいは覚えて帰ってください。
さて、この連載ですが、テーマは「街なかに潜むアイドル性」。アイドルを現場※1で見るのももちろん楽しいですが、実はアイドルってどこにでも潜んでいるんです。街なかで見かけるあらゆるものにアイドル性を見出す、というより、全てがアイドルに見えてしまうどうかしている私たちの頭の中身を見ていただくのがこの連載です。がんばって正気を保ってくださいね。
※1 現場……アイドルのライブ会場やイベント会場のこと
記念すべき第1回は、アイドルといえば猫! 猫ってちょうアイドルっぽい! 「アイドル性」と言っても説明が難しいけど、猫ならわかりやすく記事が書けそう! わーい猫カフェ猫カフェ!!と、みんなが盛り上がっているところ、「私猫アレルギーだから無理」と水を注して場をしらけさせ、妥協案としてアレルギーもない「鳥カフェ」に行くことになりました。
妥協案とは言いましたけど、なぜかなでksメンバーはみんな鳥好き。鳥の中にあるアイドル性をご紹介いたします。鳥の持つアイドル性とは一体何なんでしょうか? フクロウもアイドルにしてやる!
訪れたのは東京の江東区木場にある「鳥のいるカフェ」。ジャングルを彷彿とさせる外観が、なかなか斬新です。フクロウがいるよ! って感じですよね。フクロウがジャングルにいる鳥なのかは知らないですけどイメージ的に。アトラクションに乗る時のようなワクワク感が湧いてきます。
置物みたいな顔してるだろ? ウソみたいだろ? 生きてるんだぜ、それで……たまに目をぱちくりさせる以外、ほとんど動きません。こういうかわいさはもちろんわかりやすいアイドル性。このように外からでも美フクロウの様子が見られるので、立ち止まる人がとても多いんだとか。
店に入るとフクロウの他にインコやオウムも沢山。ゲージの中の鳥たちが、私たちを歓迎してくれているのか、完全に警戒されているのか一斉に騒ぎだしました。鳥さん達、アイドルっていうか、現場にいるヲタ(私たち)じゃん。って誰かが言っていましたが、やんわりスルーしました。
おや、よく見ると、次女・竹中夏海の襟が……!
フクロウ仕様になっておる! フクロウ推しってひと目で分かる! 衣装にちゃんとこだわりがある夏海、ドルオタの鏡です。そもそもアイドルに会いにいくときは、推しが一目で分かる様な格好で行かなきゃね。次回からは少し気をつけようと思いました。
店内はこんな感じ。
こちらにはバードスタッフと呼ばれるフクロウやインコの紹介がされています。店長(鳥山さんとおっしゃる方。鳥!)命の「ラク」や、甘えん坊で優しい「チョボ」、そのチョボを本当の弟と思い込みいつも体を張って守ろうとする「バン」、などなど。エピソード付きの紹介文によって、鳥たちの背後にある物語性まで透けてみえて、私たちとの距離をグンと縮ませくれます。物語性っていうのもアイドルにとっては大事なとこ。ほんと鳥ってアイドルじゃん。
しばし店内の鳥さんたちを楽しんだ後、バードスタッフ達に勧められるまま、メニューを注文。
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