田中良和(グリー株式会社) vol.3 Facebookにできることは、日本企業にだってできる

爆発的な成長を遂げるには「非合理な判断」が必要だった。世界進出を「まったく難しいことだと思っていない」と語る田中社長の、経営観とは。

世界で通用しないサービスは、国内でも使われない

藤野 グリーは、世界での競争力を持っている日本企業の一つだと思うのですが、創業時からグローバルな市場を意識していたのでしょうか?

田中 そうですね、そんなに強くイメージしていたわけではないのですが、国内で使ってもらうサービスをつくろうとすると、必然的に世界に目を向けざるをえないんです。

藤野 どういうことでしょうか?

田中 検索エンジンも昔は「千里眼」や「ODiN」など国内発のサービスがあったけれど、Yahoo!やGoogleがやってきて消えてしまった。パソコンだって、かつては東芝やソニー、NEC製を使っていたのに、AppleやASUSにかわっている。
 つまり、全世界的に通用するサービス・製品でなければ、もはや国内でも使ってもらえないんです。国内において価値を提供しようと思ったら、否応なしに全世界においても価値が提供できる存在にならないと。利用者としては、企業の国籍がどこだろうが、一番いいものが一番安く手に入ればそれで問題ないですからね。

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