田中良和(グリー株式会社) vol.2 サラリーマンにも、「独立」している人はいる

新卒で入ったプロバイダの会社をやめ、楽天に入社した田中社長。楽天での仕事に満足していたものの、趣味でつくっていたSNSサイト「GREE」の規模が拡大し、起業を決意する。田中社長は、「独立して変わったことは?」という質問に、かねてから違和感があったという。その違和感が、日本経済を変える鍵になるかもしれない。

事業計画書なしに、資金調達ができた理由

藤野 田中さんは、楽天でいい経験をつまれたんですね。僕は、1999年頃、外資系企業でファンドマネージャーをしていたときに初めて三木谷さんとお会いしました。彼はノートパソコン一つでふらっと現れ、「英語と日本語、どちらでプレゼンしますか?」と聞きました。じゃあ英語で、と言うと、すらすらと、これから楽天で何をしていくのか、どういう社会をつくりたいかをプレゼンテーションしたんです。僕も、同席していたイギリス人の同僚も、すごくびっくりしました。そんな経営者、これまで日本にいなかったですから。

田中 三木谷さんらしいですね。

藤野 イギリス人の同僚が、プレゼンが終わってから大興奮して「ファンドマネージャーとして投資するよりも、彼のもとで働かせてもらったほうが、将来大金持ちになれるよ」と言いました。その当時、IT系の会社は次々と現れていましたが、こんなにちゃんとビジョンを持っているネットベンチャーは他にありませんでした。いい意味で大きなショックを受けたんです。
 しかし田中さんはその後、楽天を辞めて、起業することになります。起業は昔から計画していたんですか?

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イケてる経営者が日本を救う

藤野英人

日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャー藤野英人氏がイケてる日本企業の経営者にインタビューし、投資家の目線で成長の秘密をひもといていく対談連載。50歳未満の「アニキ編」と50歳以上の「オヤジ編」の2編...もっと読む

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コメント

orangeKidGreat 企業に属していても独立することはできます。会社がつぶれてもすぐ次に行ける人は独立しているし、困る人は依存しているのでしょう。 4年以上前 replyretweetfavorite

poyon62 宋文洲(ソフトブレーン株式会社)vol.3 経営は、自分にとって「ほれた女」ではなかった https://t.co/XL3kVEhOYH 5年弱前 replyretweetfavorite