第8回】消費者が声をあげないと、社会はなにも変わらない

なんのコネクションも実績もないところから数々の社会問題に取り組んできた津田大介さん。いまではジャーナリスト、メディア・アクティビストとして幅広く活躍する津田さんが、最初にサイトを立ち上げた際におきた社会問題とは?

人生で最もCDを購入していた時代に
起こった、「CCCD」問題

2002年1月11日。僕は自分にとって最初の自己発信メディアであったウェブサイト「音楽配信メモ」を立ち上げました。いまでこそ、TwitterやFacebook、ブログなどのさまざまなメディアがありますが、10年前の当時は、こうした「個人ニュースサイト」がもっとも元気だった時代とも言えます。

ウェブを使って個人が情報を発信し、またネットユーザーが有益な情報をまとめて入手アクセスする。最近は情報の「キュレーション」という単語が注目を集めていますが、当時の個人ニュースサイトは、まさに個人の管理人がネットで見つかるマスメディア発の情報や個人発の情報を区別なく選別し、管理人独自の視点でコメントを付けて再発信するという「キュレーション」作業を行っていました。僕も自分が情報の選別を行う過程で3年くらいかけて仕入れていた様々な情報や知見を発信してみたいと思い、自分でCGIをセットアップしてブログを立ち上げました。最初はデザインもへったくれもない、シンプルなページでしたよ(笑) 。

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Commitment2.0—そろそろコミットしてもいいんじゃないの?

津田大介

普通のひとが普通に、身近で切実な社会問題を変えていくにはどうしたらいいのか? ジャーナリストの津田大介さんが、自身のこれまでの経験や考え方、具体的な手法などのエッセンスをここで公開しながら論じます。眉間にシワをよせない、楽しく明るい社...もっと読む

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